Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

造作家具の組立て-2@松濤D邸

松濤D邸

松濤D邸の造作家具ですが、先回のブログでは書ききれなかった部分があるので、その補足です。

玄関の壁にもタイルが張られ、建具が入ってきました。

タイルは、リビングの壁と同じく大理石調タイルのマーベルプロですが、一部スリットを開けて、間接照明を組み込んでいます。

スリット部は、小口も同じタイルで抑え、下面も張り伸ばして貰っています。

こちらには、後日カラーガラスを張る予定の建具が仮吊り込みされていました。特注の取っ手金物も来ていたので、確認の為、担当スタッフの前田君に組み込んでもらいました。

向かって右側の壁は、建具も含めて壁全面をカラーガラス張りにする予定ですが、目地の部分の隙間から壁の奥が見えてしまうので、このように黒いビニールテープを事前に張って貰っています。

プライベートエリアの水回りも徐々に仕上がりつつあります。こちらは家族用のトイレです。手洗いカウンターが設置され、鏡のフレームも取り付けられています。便器の排水が床ではなく、背面の壁でライニング(配管を収めるためのフカシ壁のこと)を設けていることが判ります。

主寝室奥のシャワーコーナーの手前には、ミニ洗面カウンターが取り付きました。

お子さまの部屋には、変形なニッチ窓の形に添った変形造作テーブルが加工されていました。

既製品の取っ手金物を使い、前と後ろの面のクロスを張り替えた建具も現場に届いており、吊り込まれるのを待っています。

まだリビングダイニングには取付けを待つ造作家具、吊り込みを待つ建具が並んでいますが、これらが消える頃には、ほぼこちらのお宅の全容が見えてくるハズなのです!