Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

施主検査立ち合い@松濤D邸

松濤D邸

ようやくリフォーム工事が完成した松濤D邸のお客さま検査(施主検査)にデザインアドバイザーとして立ち会って参りました。

工事途中の段階でも幾度か見学に来てくださっていたDさまには、それほどの驚きはなかったようですが、それでもとにかく質感のある気持ちよい空間に生まれ変わったこと、喜んでくださいました。

施主検査への立ち合いなのですが、実際には弊社の担当の前田君と僕、各務が1時間半ほど前の時間に現地に入って、気になる個所にフセンをつけて、それをどのように補修してゆくかをリフォームキューの森井さんと高橋さんに相談しておいた上で、チェック項目をDさまに確認して頂くという流れになっています。

こちらの玄関ホール空間もとにかくカッコよくなったと喜んで頂けました。良く写真を見て頂くと、所々に青や赤のフセンが張られています。

ダイニングからキッチンの入り口部分では、ビニールクロスの巻き込みが上手くできていない箇所があったので、そちらを説明させて頂きました。

ダイニングのこのワインセラーコーナーは、特に仕上がり感を気に入って頂けたようです。

こちらは、照明器具のうち壁際に設けているダウンライトがユニバーサルタイプといって、光の向きを変えられるタイプなので、実際に各務がその調整をしている様子を確認して頂きました。

完成した洗面所の収納なども確認して頂きました。

洗面カウンターの仕上がりとしてはこのようになりました。

床段差がなくなり、廊下からフラットに入れるようになったトイレは、使い勝手もさることながら、既存の手洗いボウルや水栓、更には間接照明器具なども裁量したデザインも気に入って頂けたようです。

シャワー室の前の脱衣コーナーに作ったミニ手洗いカウンターです。

Dさまが事前に購入して現地に配送して下さっていた既製品のメディスンキャビネットを取り付ける高さを確認して頂きました。

こちらは来客用トイレに飾る鏡と、お手持ちのアートをどのように飾るかを確認して頂いた様子です。

変形の出窓に沿って作って貰った机とカウンターが一体になったものも、きれいに納まっており、無駄なスペースが上手く使えそうだと喜んで頂けました。

その上部にはお手持ちの棚を取り付けたいとのことで、これも持ってきてくださった棚を実地で壁に当てて…、

この高さに取り付けることを決めて頂きました。

スケジュール的にDさまが現場に来て頂けるタイミングで、急ぎで検査を行ったので、清掃作業が入っていたり、まだ未完成な部分が残っていましたが、特に玄関ホールからリビングダイニングという動線上の空間は本当に良くなったと喜んで頂けました!

最後に、恒例の(?)お客さまとの記念撮影をさせて頂きました。ここまで頑張ってくれたリフォームキューの森井さんと高橋さん、そして弊社担当だった副所長の前田君、どうもお疲れさまでした。そして、リノベーション済みマンションのリフォームというとてもユニークな機会を作って下さったDさま、どうもありがとうございます。
大変お待たせいたしましたが、リフォーム工事の完成、おめでとうございます!