Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

残工事 収納棚のセッティングとトイレ手すり取付け

高輪I邸

先月のお引渡し後、まだ残工事が残っていた高輪I邸に、工務店の青さんたちと一緒に伺って参りました。

一番の大物が、ウォークインクローゼット左奥に設置した布団用の棚でした。図面で確認したうえで、現場で組み立て作業を最小にするために、組んだ棚を持ってきてもらいました、まずエレベーターに入れるのに苦労し、次に寝室からクローゼットに入るコーナーで大苦労でした。

このコーナーが大変で、床の幅木が5mほど出っ張っているところがぶつかってしまい、浮かべながら何とか入れることができました。手を差し込む隙間がないほど、ピッタリの寸法で、危うく作り直しの可能性があるほどギリギリでした。

この収納棚を作るに当たって、クローゼット内の箪笥のレイアウトもやり直したので、結局すべての箪笥を一度運び出す作業までオマケについてきました。明日は、筋肉痛になりそうです。

こちらは来客用トイレの手すり棒の固定金具で、天井に下地が入っていないことが判ったので、青の片岡さんが考えて、作ってくれた特注金物です。

手すり棒の下部は、カウンターを掘り込んで埋め込み、上部天井間際の壁に上記の金物を取り付けて、棒を固定いたしました。

その他、お客さまからリクエストのあった、絵を廊下ニッチに掛けるフックの取付けや、洗面のタオル掛けの交換などを無事終えて参りました。1時間ほどの予定が、結局3時間ほど掛かってしまいましたが、お客様が喜んでくださったので何よりです。