Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

解体時のチェック項目@西麻布T邸

西麻布T邸

解体が無事終わったとの報告を受けて、西麻布のT邸現場に伺って参りました。

解体状況確認@西麻布T邸

すっかり清掃された現場です。かつては個室があったところから、リビングまでが一直線で見えるので、マンション自体がワンサイズ大きくなったかのように錯覚におちいりました。

リビングダイニングキッチンの解体@西麻布T邸

解体前からチェックしたいと思っていた幾つかの項目を、今回一気に確認することができました。

排水管の取出し口の向き

1つ目がこちらの排水管の取出し向きでした。かつては写真の右側にキッチンがありましたが、リフォーム後は写真左側にキッチンが移るので、その排水管の取り回しができるかを確認することができました。結果的には、最小寸法でまわすことができることが判りました。

リビング正面壁の出っ張り寸法確認

2つ目が、こちらの個所でした。かつては結構壁が出っ張っていたのですが、裏面の給湯器の配管がどのように絡み合っているかで、もう少し壁の出っ張りを凹ませることができるのではと思っていた個所です。配管を整理することで、既存よりも15センチ程ひっこめることができそうです。

天井裏の同時給排気ダクトの経路

こちらはかつてのキッチンの天井裏を見上げた写真です。2本大きなダクトがレイアウトされていることが判ります。3つ目が、このレンジフードの同時給排気のルートでした。キッチン位置はずれますが、このルート取りであれば問題はなさそうです。同時給排気タイプではないものを使う予定なので、レンジフードの近くに給気口を設ける予定です。

天井裏の給水給湯管ルート

そして最後の4つ目がリビング・ダイニング部分の天井裏の確認でした。緑色の管が給水管、オレンジの管が給湯管ですが、この高さが思ったより低い位置で分岐していました。ここも梁ギリギリまで天井を上げたかったのですが、配管をどんなに整理して押し込んでも、30センチ程は梁型を出っ張らせて、そこから折り上げ天井が始まることになります。

解体現場@西麻布マンションリノベーション現場

きれいに現場を管理してくれているリフォームキューの坂本さん、説明と確認、どうもありがとうございました。