Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

造作家具の取付け-2

高輪I邸

昨日から始まった高輪I邸での家具取付けも、二日目の今日の夕方でほぼメドがついてきたようです。ダイニングからキッチンへと続く5メートルのカウンターも無事据え付けられました。

リビング造作カウンター家具

このカウンターは、天板と中央を支えるオープン棚だけで、左右の隙間には、お施主様お手持ちの家具がスッポリ納まるように作られています。因みに、カウンターを設置した壁の上部にはピクチャーレールがついています。

玄関造作ベンチと手すり棒

手すり棒の絡みが面倒な玄関周りのベンチも据え付けられました。長さが1.2メートルもあるので、座って靴の脱ぎ履きだけでなく、買い物やカバンをちょっと置いておくのにも便利になりそうです。左右共に手すり棒を付けています。正面の一段高くなった部分は洗面へと続く廊下です。ベンチの後ろの戸袋に引き戸があるので、普段は閉じられていて、プライベート空間は見えなくなります。

造作靴箱

玄関反対側の靴箱です。こちらは上部を空けて、花瓶や絵画を飾れる空間を確保しました。天井が一段落ちた廊下の先には、上部に分電盤(電気ブレーカー)を納めた収納になります。正面左が来客用のトイレです。

便器据え付け

トイレでは、取付け用のガイドを元に、便器の据え付けが始まっていました。今回初めて、パナソニック社のプラスチック製便器アラウーノを採用しています。トイレ内の手洗いの排水もこの便器に合流するので、普通とは違う排水システムになっています。思い返せば、震災のあと、しばらく工場生産が止まってしまったようで、間に合うか心配だった製品です。

照明器具の機器取付けも同時に行われ、住宅の全容がほぼ見えてきました。