Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

トリシュナ・ジバーナのショールーム訪問

六本木N邸

現在プロジェクト進行中の六本木N邸や南麻布K邸の家具や建具などの相談で、飯田橋にある高級オーダー家具のトリシュナ・ジバーナのショールームに伺って参りました。トリシュナ・ジバーナの三浦社長は、長らくアメリカの高級家具屋で修業した経験があり、国内国外の高級インテリアや特殊素材に詳しく、これまでも幾つかのプロジェクトで相談に乗ってもらっていました。

R0048456_pt

ショールームは飯田橋の古いビルの2階で、一見のお客さまにはとても訪問できないような雰囲気ですが、オフィスの扉を開けると、三浦さんの世界観で構成された落ち着きのある上質な空間となっています。

R0048442_pt

こちらは南麻布K邸のご主人さまの書斎で検討している書棚システムの「スラブ」です。特殊な棚板固定金物を使っているので、可動棚ながら側板のダボ穴がほとんど目立たないシステムとなっています。

R0048444_pt

使っている固定金物は耐荷重性にも優れているので、重たい本を乗せる本棚や引出なども可動で自由な箇所に動かせるようになっています。写真の下は革張りの薄い棚板ですが、この薄さでも固定金物が棚板内に隠れてしまうので、下から見上げても金物類が一切見えないようになっています。

R0048452_pt

もう一つの訪問の目的は工事進行中の六本木N邸で考えている革張りの建具と壁パネルの作り方の相談でした。使用するレザーはサイズ的に天然皮革の採用は難しいので人工レザーから選ぶことになります。ところが、日本製の建材用人工皮革を探しても、ファミリーレストランの椅子に張ってあるような薄くて安っぽいものしか見つかりません。当然色も無難なベージュ調やブラウン系が多く、僕らが使いたくなるような色味は見つかりません。そこで輸入物のレザー、人工皮革に詳しい三浦さんに相談に伺った訳です。
テーブルに上に広げているのは、全て輸入物の人造皮革です。厚みも十分にあって建具に使っても摩耗ですぐに破れることもなさそうですし、何よりも色味が豊富でシボ(シワ模様)などの表情のバリエーションも豊かです。

R0048448_pt

こちらは三浦さんが以前作った革張りの手すり棒ですが、こちらを見せて貰いながら、どのように建具やパネルに張り付けて、固定してゆくのかも教えて貰いました。手すり棒をレザーでぐるりと巻き込んで、端部は剥がれないようにレザーを巻いたパイピングで固定する方法を建具でも採用することになりました。

R0048459_pt

ショールームの内部に立っているこちらの看板パネルも人造レザーを使ったそうです。因みに、トリシュナ・ジバーナとは難しくて、覚えにくい名前ですが、”サンスクリット語で、TRISHNA(トリシュナ)は「欲望」、JIVANA(ジバーナ)は「生活」を意味します。TRISHNA JIVANAという名は、人の心のなかにある「こうしたい」という根源的な欲望(TRISHNA)が文化を発展させ、日常の生活(JIVANA)をはじめ とした、身の回りの環境をより快適な場所へと導いてきたことを根拠としています”とホームページに説明されています。

ページトップへ戻る