Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

南平台N邸の一年点検&補修

リノベーション

昨年の春に、リノベーション工事の竣工お引渡しをしていた南平台N邸の一年点検に伺ってまいりました。

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いつ伺っても、このようにきれいに暮らしてくださっています。これまでも幾度か雑誌などの取材撮影のためにお邪魔していますが、本当にカッコよいお宅です。お掃除も人を入れず、ほとんどご自身でしていらっしゃるので、点検と事前にお伝えしたところ、最初から使い勝手が悪くなっていた建具や、塗装の傷などをすべてご自身でご案内してくださいました。

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トイレの建具の錠がうまく掛らないのは、建具に歪みが発生していたようです。事前に状況を伺っていたので、建具屋さんに当日同行して貰っていたので、早速建具を取り外して、再調整してもらいました。

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浴室の床にピンク色の汚れ(カビ?)が発生している状況も伺っていたので、有料とはなりますが、クリーニング屋さんにも来てもらい、2時間ほどかけて、丁寧に汚れを落として、ガラス扉のカルキの汚れまでピカピカに磨いてもらいました。

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ウォークイン・クローゼットの天井にある全熱交換機(ロスナイ)のスイッチが赤く光っていることも報告をもらっていたので、電気屋さんにも来てもらい、天井裏をチェックして貰いました。こちらは今回のリノベーション工事で触っていなかった部分ですが、フィルターの交換時期を知らせる警報だったようで、有料でフィルターの交換と機器の洗浄を行うお約束を致しました。

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先日アルフレックスのショールームに別件で伺った際に、こちらのお宅の担当をしてくれた中山さんに会いました。南平台N邸の一年点検に伺うことをお伝えしたところ、リーバのダイニングテーブルのメンテナンスに伺いたいので同行させて欲しいとのことになりました。

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リーバ社の特性のオイルを持参してくれて、早速オイル掛けをしてくれました。ハードに使われているテーブルの場合、まずは汚れを落としてからこのオイルを塗布するそうですが、こちらのテーブルは日常のお手入れがきちんとされているので、軽く汚れ落としをするだけで、すぐにオイルを塗ることができたそうです。家具を大事に使ってくださっていること、中山さんもとても喜んでくれていました。

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ミノッティのソファーも全く他社であるアルフレックスの中山さんが見てくれました。どうしても同じ場所にばかり座ってしまうので、その場所のクッションが歪んでしまうとのご相談に対して、クッションのお手入れの方法を説明してくれました。モルテーニなどの高級イタリアン家具を扱っているので、ミノッティも大体わかるそうです。

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何度も伺っておりますが、これまでにうまく撮影できていなかった箇所を追加で撮影させて頂きました。こちらは造作で作ったリビングの飾り棚です。小物のコーディネートは、お施主のダイレクトのご依頼で、雑誌のモダンリビングにお願いして貰ったものです。

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同じくリビングの窓際のカウンターです。窓台とフラットに続くカウンターで、アートはギャラリークローゼットに依頼して中込靖成さんのアートを入れて貰いました。立体彫刻はベイカー@東京のもので、植栽はモダンリビングさんです。

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ダイニングの扉脇の素敵な鉢に入れられたカポックも、

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ダイニングテーブルの上に飾られた多肉植物の寄せ植えも、モダンリビングのLove Greenというレンタルグリーンサービスでお願いしたものです。モダンリビングのブログでも紹介して貰っていますので、こちらもご覧ください。
通常の一年点検は、点検当日はチェックするだけで、そのあとに当日作ったリストをもとに、また別の補修日程を組んでメンテナンスしてゆくものですが、今回は事前にある程度不具合の箇所のご連絡をいただいていたので、当日中にある程度補修することができました。まだ、ロスナイのフィルター交換や塗装の塗り直し工事が残っていますが、補修を同日に行うスタイルはお施主さまにも便利だと思われますので、これからもなるべくこのスタイルで実行してゆこうと考えています。