Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

2つのタイルのショールーム見学_平田タイルとアドヴァン

お台場K邸

もうすぐ施工会社が決まる予定のお台場K邸ですが、お施主さま(現時点で外国在住)が来日してくださっています。そのタイミングで、今回のリノベーションで大きな役割を果たしてくれるインテリア素材、タイルのショールームを2か所一緒に回っていただきました。

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最初に伺ったのがこちら、中野坂上にある平田タイルのショールームです。これまでも幾度か使ったことがありましたが、すべてサンプル請求と営業の方の説明だけで、ショールームに伺ったのは初めてでした。

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ここまでの段階である程度決まっている素材である床材をベースに、リビングの壁とキッチンや洗面の床に使うタイルを決める予定でした。全体の硬質感を高めて、グレードアップする素材としてカラーガラスも使いたいと考えているので、そのサンプルも見比べながらタイルを見て頂いている様子です。

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ある程度候補は事前に絞ってみていたのですが、実はショールーム訪問をしたその日が新作発表会とのことで、違う階でカタログに掲載されていないタイルを見ることができると説明を受けたので、そちらに伺って新作も拝見させて貰いました。

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以前より、白い大理石調のボーダータイルをどこかで使ってみたいと思っていたマーベラスというシリーズに、新しく灰色調のタイルが発売されていました。ぼくらもとても気に入りましたが、僕ら以上にお施主さまが気に入ってくださり、リビングの壁候補として急浮上してきました。もう一点、写真がありませんが、キッチンの床材としてヴイ・ストーンというシリーズのタイルも候補に上がりました。

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次に伺ったのが原宿のアドヴァンのショールームです。こちらには、以前奥さまが来日時にご一緒させて頂いておりました。お子さまがいらっしゃるご都合でご夫婦揃って来日するのが難しいため、別々にショールームを見学しております。ですので素材決定が大事業(?)となっております。

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こちらのシリーズのボーダータイルも候補として以前より挙げていたものです。ただ、実際に拝見して頂くと、ツヤ感が思っていたほど無いことは想像と違っていたとのご感想でした。

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こちらのイ・マルミというシリーズは、昨年完成お引渡しをした南麻布S邸で採用してとても良かったので、お施主さまにもお勧めしてきたタイルです。

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ここまで一通り候補になりそうなタイルを見て頂き、それらをどの箇所にどのように使いたいと考えているかを、アドヴァンショールーム内で机を借りて説明させて頂きました。

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ショールーム見学で素材感のイメージが残っている段階で、それぞれの候補のタイルと絡んでくるキッチンなどの素材候補を並べて、どれとどれの相性が良いかをご一緒に考えさせていただきました。クオーツストーン系の素材を使う予定のキッチンの天板、塗装の扉サンプルをお願いすることがほぼ決まっているオーダーキッチン屋のクッチーナから幾枚かお借りして、同時に並べさせてもらいました。

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当日は奥さまがご不在ですので、3通りほどの候補となる組み合わせを決めて、それらの素材サンプルをご自宅に持ち帰っていただくことになりました。ぼくら設計側も、それらの素材の色を展開図に描き込んで、なるべくイメージが伝わりやすいようにして、決定のお手伝いをすることになっています。
お忙しい来日時に丸一にお付き合いくださったKさま、どうもお疲れ様でした。そして、ありがとうございます!