Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

造り付け家具の詳細打合せ&図面チェック

南麻布K邸

壁LGS下地にボードが張られだすと、造り付け(造作)家具の採寸ができるようになります。造作家具をお願いしている現代製作所(造作家具一般と建具)とトリシュナジバーナ(書斎本棚)の2社とは、これまでも幾度か製作図を見ながらの打合せをしてきましたが、より真剣度が増してきました。

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現場での定例打合せに、建築工事の・八木さんと斎藤さん、現代製作所の上林さんと吉岡さん、トリシュナジバーナの三浦さんに来てもらい、まずは採寸や取り付けスケジュールの確認をさせて貰いました。

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各社が用意してくれた詳細図面を元に、取り合いを確認しながら責任範疇も確定してゆきます。

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その後、各社に現場で寸法をあたってもらい、窓周りや壁際の取り合いを打ち合わせてゆきました。こちらはご主人さまの書斎をお願いしているトリシュナジバーナです。

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以前、飯田橋のショールームで拝見させて貰ったスラブという名の壁面収納です。組み立て方のルールが決まっていますが、素材や棚の割り付け、間に配された引き出し等のディテールも自由に組み合わせることができるセミオーダースタイルの家具となっています。

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棚板を固定するダボもデンマークのユニークな金物を使用しており、この写真のようなスリムな引き出しを設けることもできます。

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引き出し式の書見台や、レザーをまいた可動棚をデザインアクセントにすることもできます。

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大まかなレイアウトを事前に作ってもらっていたので、これを手直ししながら最終的なデザインを決めてゆきます。

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基本となる木の仕上げはお施主さまからのリクエストでホワイトオークとして、そこに2色の人工レザーをアクセントにしてゆくこととしました。

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現代製作所にお願いしている家具は、大物だけでも10本、建具(枠も含む)も9本あります。それぞれが違ったデザインとなっているので、打合せの密度が上がってくると、時間が何時間あっても足りなくなってきます…。

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現場はマンションのリフォームの際のルールで5時までに撤収しなければならないので、当日では打合せが纏まり切らなかったので、日を改めて、今度は僕らの事務所に来てもらって打合せを続けました。

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A3サイズで30枚近い、ディテールまで書き込んでもらった製作図を、1枚づつめくりながらこちらのデザイン意図と違った箇所は訂正し、施工側の作り方や取り付け方法の問題点を聞きながら、デザイン変更をしながら一緒に考えてゆくというプロセスです。スタッフの竹田さんがそれぞれのシートに赤と青でチェックを入れてゆき、最後にコピーを渡して、それに沿って図面を訂正して貰うことになります。
ここまでにも二度このプロセスを経てきたので、おそらく全般的なチェックとしては、これが最後になる予定です。

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細かい見せ場で、デザイン側のこだわりがある個所については、即興でスケッチを書いて、こちらのデザイン趣旨を伝えてゆきます。判りにくいですが、これは廊下に設けた読書コーナーのベンチの背面板と建具枠の取り合いを説明したものです。
まだ、細かい取り合いで決定できていない箇所が5か所ほど残っていますが、何とか製作に取り掛かることができそうだと制作側もホッとしているようでした。

 

 

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