Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

オーダーユニットバス&シャワーユニット組立て@南麻布K邸

南麻布K邸

南麻布K邸の既存の浴室は在来工法のバスルームでしたが、大規模スケルトンリノベーションするにあたって、オーダーユニットバスに交換することになりました。①建設時に躯体工事と一体で作った在来工法の防水のような形の保証が工務店側にはできないこと、②工程スケジュールを考えて、より迅速な施工が可能なこと、の2点が主な理由です。
以下、オーダーユニットバスと、主寝室の奥に作ったやはりオーダーのシャワーユニットの組み立て順を紹介しておきます。

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まずは、現場にユニットバスとシャワーユニットの材料(防水パンと壁ユニット、ステンレス枠とシャワー水栓等)が届いた様子です。サイズが大きなユニットなので、組み立ての準備のためのスペースも6畳ほどのスペースが必要になります。設計と施工はお馴染みの東京バススタイルさんにお願いしています。

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こちらが防水パンの裏側です。ユニットバスでは、定尺(決まったサイズ)しかできませんが、オーダーユニットの場合は、このFRP製の防水パンから作るので、自由なサイズでの対応が可能なのです。裏側には構造補強としてのリブが升目状に入っており、所々に床さスラブに固定するための脚がついています。実は、この脚の設置場所もリノベーション工事では重要で、今回も解体時に現れたコンクリート躯体の逆梁を避ける位置に脚を付けてもらっています。

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まずは防水パンの組み立てです。パンが3枚見えますが、浴室分で2枚を組み合わせ、もう一枚はシャワーユニットの防水パンです。

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浴室の洗い場内の水がきれいに排水孔に向かって流れることが重要なので、レーザーを使いながら慎重にレベル調整をしてゆきます。防水パンの上はプラスチックダンボール板(プラダン)で養生されていますが、すでに仕上げのタイルが張られています。

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固定された防水パンの下側を覗き込だ様子です。灰色の管が排水管で、防水パンの脚を間を縫って配管されていることが判ります。脚もボルトのねじ込み具合でレベル調整できるようになっています。脚の下には防振のゴム板が敷かれているのが判ります。

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こちらが組み立てられるのを待っている壁パネルです。アルミのフレーム枠にケイカル板を張って、必要箇所には金物等の取り付け用に下地ベニヤ板を入れたうえで、表面にはタイルが張られています。

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シャワーや水栓が取り付けられる背面には、このような接続金物も事前に取り付けられています。下に出っ張っている箱は、あとでステンレス製のボックスを埋め込んで、シャンプーやせっけん置き場を作るためのニッチです。

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壁パネルを組み立てた後に、ステンレス鏡面仕上げの枠材を固定してゆきます。枠にはテンパーガラス(強化ガラス)の扉を取り付けるための特殊なヒンジ金物も事前に取り付けられています。

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防水パンの上にタイル張りの壁パネルが張られ、開口部にステンレス枠が取り付き、天井が張られ水栓金物類が一通り付けられた状態のユニットバスの内装です。ちなみに天井直付けのオーバーヘッドシャワーは、グローエ社の最高級品のレインシャワーFシリーズ・マルチスプレーという製品です。

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浴槽は鋼製ホーロー製のメガデュオ・オーバル(カルデバイ)という大型浴槽です。

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オーダーユニットバスの組み立ての目途が付いたところで、今度はシャワーユニットの組み立てに移っています。写真奥がシャワーユニットで、ステンレスサッシだけ繋がった手前側はトイレになります。

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トイレ内部からシャワー側を見たアングルの写真です。同じデザインのステンレス枠で一体化したシャワーブースとトイレになる予定なのです。

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ステンレス枠が4方向から集まってきている枠ディテールです。ちなみに、トイレとシャワーユニットの間には透明ガラスが嵌められることになっています。

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こちらは、その翌日にシャワーブースの壁パネルが張られた様子です。シャワー金物も取りつくとよりスケール感が湧いてきます。

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浴室の内部は一通り終わったので、ステンレス鏡面磨きで仕上げて貰っているアングルピースと壁の取り合いを大工さんが調整してくれています。

 

 

 

 

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