Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リノベーション工事の設計検査に向けて

六本木N邸

超高級マンションリノベーションの六本木N邸も、完成直前で設計検査の準備中です。

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リビングダイニングは大型84インチのテレビを掛けるための壁下地がほぼ出来上がっています。まだ、床の養生がはがされていませんが、荷物を移動しながら養生を剥いでゆきます。

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こちらがテレビの下地壁です。中央にH型で取り付けられているのがテレビ固定用の壁掛け金物で、左右に長細くベニヤ板の下地が見えているのは、B&Oのスピーカーを取り付ける箇所です。テレビの背面にはカラーガラスを張り、凹ませた周囲にはステンレスの鏡面板を張って、さらに極細のLED照明を仕込んでいます。

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廊下ホールからリビングダイニングの入り口を見返した様子です。先回、扉の塗装色を間違えて持ち帰ってもらったので、扉がついていない状態ですが、扉の左右にガラスと鏡が張れている様子が判るでしょうか?

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床養生をはがした後のスイッチ類とインターフォンを纏めた情報板です。上部にはステンレス板張りの扉、下部にはカラーガラス張りの扉を付けた収納を作っています。

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反対にリビングダイニグ側から大理石張りの廊下ホールを見返した写真です。正面奥に見えているのが、ガラス張りのライブラリーです。

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こちらはライブラリーの残りの書棚を設置している様子です。本棚は上下に最小限のフィラーしか入れない、ギチギチの寸法で作ってもらい、さらに照明スイッチ用の電線も差し込む必要があり、思っていた以上の難工事となっていました。

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何とか無事に設置し終わったライブラリーの書棚たちです。

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すでに設置されていたウォークイン・クローゼットの家具にも鏡や壁掛けのブラケット照明が取り付けられています。

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先ほどの写真がご主人用のクローゼットで、こちらが奥さま用のクローゼットです。クローゼットの内部や扉の仕様はほぼ同じですが、小物収納のデザインを変えています。ご主人用は透明ガラス張りの甲板なのに対し、奥さまのものは白系の大理石張りとしています。

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小物収納引き出しの内部はスエード調人造皮革のエクセーヌを張っています。貴重品をしまう引き出しは鍵付きとしています。

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完成したウォークインクローゼットを、施工をお願いしたタイム&スタイルの木村さん、リフォームキューの岩波さん&坂本さん&富田さんと一緒にチェックしている様子です。

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その間に、リビングダイニングでは、窓際のシルエットシェードの設置が始まっていました。

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駆動を電動としており、合計6本のシェードが一つの部屋に並ぶので、フィンの位置調整まで丁寧に行ってもらっています。

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お隣のキッチンは床養生も取れ、クリーニングもされているようで、ほぼ完成状態でチェックができます。

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廊下はまだクリーニングもできておらず、大工さんや造作家具やさんが出入りしており、チェックは最後になりそうです。ただ、楽しみにしていたレザー張りの壁パネルの全容が見えてきました。

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レザーパネルの扉の後ろに隠れている来客用トイレもほぼ完成です。カラーガラスと鏡、大理石のカウンターの色合いもとてもシックで決まっていました。

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寝室手前の奥さま専用の洗面所も家具がほぼ整って、完成直前です。シャワーブースの扉が透明ガラスなハズでしたが、何らかの手違いで曇りガラスの扉になってしまっていたので、こちらは交換してもらう予定です。

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完成してクリーニング終わった部分から、順に設計検査を行ってゆきましたが、まだ完成していない部分があるので、これから家具を搬入してゆきながら、チェックをしてゆくことになりそうです…。