Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

残工事・補修工事-1

六本木T邸

先日お引渡しを終えている六本木T邸ですが、震災の影響で間に合わなかった製品の取付けや、まだ残っていた工事、完成後にお施主様との話し合いで、少し工夫することになった工事があったので、辰の寺井さんと職人さんたちと現場に伺って参りました。

バーコーナー水栓交換

バーコーナーの水栓をハンス・グローエの水栓に交換中。背の高いグラスにも使えるように、背の高い水栓としましたが、シンクが小型なので、水量によっては水ハネがあるので、水量も少し押さえ気味に調整して貰いました。現場にずっと通ってくれていた安藤さん、ありがとうございます。

同じくバーコーナーの扉のマグネットキャッチ取付けです。できた当初は、ピッタリと合わさった扉ですが、撮影する頃になると、扉の乾燥のせいか少し開いてきてしまいました。上部に戸当たりを付けて、少し強めのマグネットキャッチを付けて貰いました。森村社長自らが取り付けてくれました。

カッシーナのダイニングテーブルのエクステンション用の天板に色ムラがあったので、他の在庫していた天板を持ってきてもらい、色味やムラをチェックして一番良さそうな天板に交換して貰いました。カッシーナの伊藤さん、村田さん、迅速に対応してくれてありがとうございます。

ウッドブラインド取付け工事

ウッドブラインドは震災の影響で税関で止まっていました。ようやく届いたので、カーテン・ブラインド類をお願いしているバウハウスの鈴木さんたちに取り付けて貰いました。

これでスモークが満ちて、天井にファンが回れば、映画「ブレードランナー」の取り調べ室といった雰囲気になるのではないでしょうか。当初からの僕らの設計イメージにより近づきました。

最後の写真は、お施主様のコレクションのクラシックギターを書斎の棚に収納した様子です。当初は大きな本棚を予定していましたが、工事途中でギターを展示するような形で収納できないかとのご相談があり、変更した部分です。奥に見える二枚のガラス扉が手前に引けるようになっています。また、ギターは極度の乾燥を嫌うので、右下に小さなコンセントが見えますが、加湿器を置ける仕組みになっています。
まだ、幾つか今回終えることができなかった工事があるので、今月末かGW明けに伺うことになりそうです。