Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

テレビの受信不良とエアコンの動作不良

六本木T邸

六本木T邸のお施主様より、1.テレビで映るはずのチャンネルが映らない(受信不良)、2.書斎のエアコンがスイッチONにしても1分ほどで止まってしまう(動作不良)ので、見てほしいとご依頼がありました。

施工をお願いした辰の寺井さんと弱電屋さんとのんびりテレビを見ている訳ではありません。テレビで直に見た場合と、ブルーレイを経由してみた場合で、見られないチャンネルがあるとのことだったので、そのチェックを皆でしているところです。

デジタルテレビは、機器や配線をいじるだけでは、何が問題なのか判らないので、今回は弱電屋さんにデジタルレベルチェッカーを持ってきてもらいました。ところが、このチェッカーで調べた電波の強さと、デジタルテレビそのものでチェックできる電波の強さに違いがあり、なかなか問題の核心に迫るのに時間が掛かってしまいました。

結局、ケーブルから分配器を使って、ブルーレイに繋ぎ、そこからまたテレビへと繋ぐと、接続が多いことで電波が弱まっている(損失)ことが判明したので、事前に予想して用意しておいたブースター(増幅器)を途中にセットすることで、問題を解決することができました。

エアコン回線図

エアコンは回線図を見ながらチェックして貰ったところ、サーモスタット部分の接続が変だったようで、こちらもこの個所を直したことで正常に作用するようになりました。

お引渡し前には入念に動作チェックをして貰っているのですが、どうしても最初の1~2か月は動作不良が発生しやすく、お施主様に迷惑を掛けてしまいがちです。何とか、この初期不良を解消できるように、これからは更に注意してチェック体制を整えてゆきたいと、改めて思いました。