Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

在来浴室リフォーム タイル納まりの詳細

伊豆OK別荘

素晴らしい景色が望める伊豆OK別荘の浴室ですが、景色以外にも設計的な見どころがあるので紹介いたします。
それはタイルの納まりです。在来浴槽のリフォームとなると、防水層と押さえモルタルの寸法からタイルの張り方を指定するのが設計者の役割になりますが、意外と手を抜きやすい個所でもあるのです。

在来浴槽のタイル納まり

今回は、初めて在来工法での浴室リフォームを担当したスタッフの笠原君が頑張って、きれいにタイルを納めてくれました。パッと見て特別な感じがないかもしれませんが、それは実はタイルがきれいに納まっており、違和感がないからなのです(というか、そうだと信じたいのが設計者の考えなのです)。

タイルの納まり詳細図

この図面をご覧ください。タイルと目地の関係を寸法で追いかけ、浴室の四面すべてに半端もののタイルが生じないように割り付けたスケッチ図面です。簡単そうに見えるスケッチですが、笠原君がこの図面を仕上げるのに、ちょうど一週間ほど掛かりました。もちろん始めただということもありますが、カガミ建築計画の指導方針として、時にはこのような詳細ディテールを納得がゆくまで図面化することにチャレンジして貰っているのです。

タイル詳細

十和田石と木製浴槽、そしてフレームレスのガラス扉の納まりなどを立体的に理解しながら、現場の職人さんたちに如何に判りやすく説明できる図面を作るかは、設計者の腕の見せ所です。笠原君がこのスケッチ図面を持って現場に持って行ったときは、現場監督からも「良くここまで書きましたね!」と感心されたそうです。