「見学記」のアーカイブ

ニューヨーク・リノベーション視察旅行-1

2週間前にニューヨークへのリノベーション視察旅行より戻ってきました。今回も、知り合いのツテを辿って、幾つかの大規模マンションリノベーション事例に加え、スケルトンリノベーションの現場も見学することができました。

ニューヨーク超高級リノベーション事例見学

こちらは、キッチンだけで20畳以上ある大型マンションリノベーションの実例です。住人のコダワリを実現化したキッチンで、ここだけで日常生活ができそうなほど良く考えられた、ユニークなキッチンとなっていました。

ニューヨーク アートコレクターのリノベーション

こちらは、有名なアートコレクターの方が、200平米強のマンションを自分のアート展示空間としても使えるようにリノベーション下事例です。1920年代に建てられたマンションを、天井高の高さを活かした活用法が勉強になりました。

ニューヨーク 建築家自邸のリノベーション事例

こちらは、建築家が自邸をリノベーションしたお宅です。昔からの知り合いですが、この30年で5度も引っ越して、その他ミニ自分たちらしいリノベーションをしてきた人たちです。

ニューヨーク 超高級リノベーション工事現場

以前働いていた事務所にもお願いして、リノベーション工事の現場も4つほど見学することができました。因みにこちらは、上下2つの階に渡たるデュープレックスですが、合計800平米以上のマンションを約10億円掛けてリノベーションしている工事現場でした。

ニューヨークS邸からのセントラルパークの眺め

最後は、以前僕らが設計をお手伝いした、アッパーイーストサイドの高層マンション37階にあるニューヨークS邸のベランダからセントラルパークを見下ろした眺めです。中央右に見える丸い形は、フランク・ロイド・ライトが設計したグッゲンハイム美術館です。
リノベーション事例の詳細は、また後日紹介したいと思いますが、まずはザッと写真だけアップしておきます。

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2012年10月20日 | ニューヨーク・リノベーション視察旅行-1 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: インテリア ニューヨークS邸 マンションリノベーション 見学記

シモンガヴィーナ・ジャパンのショールーム/事務所訪問

イタリアの建築家、カルロ・スカルパがデザインした高級家具を扱うブランドSimon(シモン)の日本の正規代理店であり、かつ高級素材を使ったイタリア仕込みの家具を始めたとしたインテリア提案ができるデザイン事務所であるシモンガヴィーナ・ジャパンのショールーム兼事務所を訪問して参りました。

シモンガヴィーナ

JR代々木駅から徒歩5分の事務所には、シモン社からの輸入家具や照明器具に混じって、シモンガヴィーナ・ジャパンのオリジナル家具やディテール素材が沢山飾られていました。

無垢真鍮材の家具ディテール 

こちらはスカルパ好みの無垢の真鍮材を削り出した金物類です。無垢材ならではの重量感と、使い勝手の良さを両立させるための工夫も随分重ねてきているようです。右側の黒い器具は、いわゆる六角レンチですが、シモンガヴィーナ側がお施主様に扉の開閉用にプレゼントするためにデザインした特製レンチだそうです。

木質と皮革を合せた家具ディテール

木材と皮革という違う性格を持った材料を上手く接合させて難しい家具のディテールも説明して貰いました。皮は本革を使っているそうですが、木材は無垢を使うと価格が高くなるだけでなく、歪みなどの精度の問題もあるそうなので、突板を張っているそうですが、見事に継ぎ目が隠されており、手に取って見ても判らないくらいの貼り合わせ精度の高さでした。

シモンガヴィーナ・ジャパンの津川恕之さんと

記念撮影させてもらった代表の津川恕之さんは20代の時にイタリアの家具屋に飛び込みで修業に入り、日本に戻ってからは高級家具店を経営するという伝説上の人物です。パッと見た目は怖そうな方(?)ですが、実はとても真摯で丁寧な方で、スカルパをはじめとする有名デザイナーの人たちのことや、イタリアでの苦労話を色々と伺わせて貰いました。
因みに、これまでは銀座和光本館や銀座交詢社の家具類やフィリピンやナイジェリアなどの大使館関係建物の内装、ホテルニューオータニなどの高級ホテルのレセプションルームなどの施工・納入実績があるそうです。大学・大学院の恩師である池原義郎先生との仕事も多数手伝っているとのことでした。
凝った金物と木材や皮革を上手く合わせた、キラリとディテールが光る家具は、置き家具でも造り付けの造作家具でもOKとのこと、是非僕らの設計でも、ここぞといポイントで取り入れさせて貰いたいと考えています。

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2012年06月04日 | シモンガヴィーナ・ジャパンのショールーム/事務所訪問 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: インテリア 見学記

建築家31人展@新宿パークタワー

仕事の打ち合わせで新宿オゾンに行く用事があったので、その帰りに同じビル内で展示されていた建築家31人展に寄って参りました。

建築家31人展

良質な住宅を設計する色々なタイプの建築家31人が自分たちで会場設営から展示、受付まで企画するというユニークな展示会で、デザイン重視のかっこいい模型から、如何にも使い勝手が良さそうな居心地の良い住宅まで、バラエティーに富んだ展示になっていました。

石川利治氏の模型

こちらは大学の研究室の一つ上の先輩で時々一緒にお仕事もしている、3*D空間創考舎の石川利治さんの展示です。シャープなデザインながら使い勝手も良く検討された素敵な住宅でした。石川さんも当日いると伺っていたので、設計した住宅の工夫や31人展についても色々とお話を聞いてきました。展示は明日5日までとのことでした。

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2012年03月04日 | 建築家31人展@新宿パークタワー はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: ニュース 見学記

目白の高級マンションリノベーション見学会

リノベーション業界のリーダー的存在のブルースタジオが設計し、僕らも施工でお世話になっているオリエンタル産業が施工した高級マンションリフォームの内覧会があったので、スタッフ一同見学に伺って参りました。

260平米の広さを4000万円以上掛けてスケルトンリノベーションした物件だそうです。写真はリビングダイニングキッチンのメインの空間です。天井裏の梁や空調・間接照明を隠すランドスケープ的なデザインが面白い空間でした。

ダイニングに面したオープンキッチンは、タモの面材を使ったきれいなキッチンと手前の皮付き無垢材のダイニングが印象的でした。

寝室は4つありますが、それぞれに色や壁ペイントのテーマがあって、カラフルで楽しくなる空間になっています。実はこの物件、玄関が二つあり、三つの寝室は、ゲスト用として使う予定だそうです。

こちらは主寝室の横にあるリラクゼーション空間です。スタイリッシュな浴槽の手前にはマッサージを受けるためのベッドがあり、左奥に洗面とシャワーと便器が並んでいます。面積に余裕があるマンションならではの空間の使い方ですね。

ゲスト用の廊下の壁ののレリーフは、MDFをレーザーでカットして、張り付けた上からジョリパットを吹き付けたそうです。

当日は、本来はマスコミ用の内覧会だったのですが、オリエンタル産業から無理を言って、見学させて頂きました。ブルースタジオの磯山さま、金子さま、オリエンタル産業の中村さま、どうもありがとうございました!

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2012年01月16日 | 目白の高級マンションリノベーション見学会 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 見学記

「都心に住む」の取材撮影@目黒S邸

リクルート社の雑誌「都心に住む」の取材・撮影で目黒S邸に久しぶりに伺って参りました。

今回は「60平米の快」とのテーマで、都心に一番多い60平米前後のマンションで、どのような快適な暮らしが展開されているかを特集しているそうで、70平米弱の目黒S邸に白羽の矢が立ったようです。建築好きなご主人さまが残念ながらお留守でしたが、奥さまが丁寧にお宅を案内してくださり、取材に対応してくださいました。

目黒のヴィンテージマンションリフォーム

Sさまご夫妻が暮らし始めてから伺うのは初めてでしたが、とてもきれいに暮らしてくださっていて、どこを撮影しても、カッコ良く写るので、撮影もとてもスムーズに進みました。

取材は榎本さん、撮影は貝塚さんのコンビで、貝塚さんには以前も都心に住むの取材でお世話になっています。

目黒S邸は北面の大型開口があるので、照りすぎると明暗のコントラストが強くなりすぎて、写真が上手く撮れません。当日は曇り空でしたが、却って撮影に適していたので、きれいな写真が撮れました。

取材撮影後の記念撮影です。前段中央がSさまの奥さまとワンちゃんのチャーミー、左右が事務所スタッフので12月から入った新人の竹田さんと渡辺さん、後段は右からカメラマンの貝塚さんと編集の榎本さん、ひょろ高いのが私、各務です。
取材に快くご協力くださり、美味しいケーキとコーヒーまで用意してくださったS様ご夫妻、どうもありがとうございました!

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2011年12月14日 | 「都心に住む」の取材撮影@目黒S邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: ニュース ヴィンテージリフォーム 目黒S邸 見学記

登録有形文化財住宅のリフォーム相談

築93年の登録有形文化財住宅のリフォームのご相談があり、神奈川県の現地に伺って参りました。

有形登録文化財(建造物)

登録有形文化財とは、文部科学大臣が「近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたもの」を登録するシステムで、従来の指定制度を補完するものだそうです。原則として築50年を超える建造物で、

  1. 国土の歴史的景観に寄与しているもの
  2. 造形の規範となっているもの
  3. 再現することが容易でないもの

を条件に選ばれているそうです。

まだ、正式にリフォーム設計のご依頼を頂いていないでの、差しさわりのない玄関の写真を紹介します。ご家族の方が大事に住み続けてきたとても風格のある建物で、

建具のディテールなども非常に凝ったもので、確かに再現するのが難しそうな、人手が掛かった詳細になっていました。

屋根裏調査

実は、拝見するのは二度目でしたが、先回は図面なしで、単なる相談だけでしたが、今回は文化財に登録された際に作られた資料を見ながら、床下から天井裏まで入り込んで調べさせてもらいました。
スタッフの笠原君の奥の壁に、屋外の植物が入り込んでいるところは気になりました。

一通り調査が終わり、リフォームの相談が終わった時点で、この住宅のお隣の住宅を拝見させて頂きました。やはり古い洋館を約1年掛けて、建設当初の様子を想像しながらリフォームなさった住宅とのことでした。

ダンスパーティーが開けそうな大きな居間です。グランドピアノが2台置かれていても、その存在を感じさせない、実に堂々とした空間でした。天井の漆喰細工も素晴らしいものでした。

こちらは客間です。天井が高く、腰壁や枠飾りの詳細、バランサーが付いたダブルハング窓(上げ下げ窓)等が素敵にマッチした空間でした。

こちらは玄関ホールです。古い雰囲気を損なわないように、使えるものは上手く再利用し、新しく作った部品も古いものに合せ、機能・使い勝手共に向上させた素晴らしいリフォームでした。このような手法を上手く取り入れた、リフォームプランを作ってみたいと強く感じる素晴らしい事例でした。

後日談:事務所のスタッフが辞めることになり、迅速に対応することが難しいことをご説明したところ、80代後半のお父様がお元気なうちにリフォーム工事を完成させたいとのことで、他の事務所に依頼することになったとのご連絡を頂きました。

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2011年07月27日 | 登録有形文化財住宅のリフォーム相談 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 戸建住宅リフォーム 新規プロジェクト 相談 見学記