Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ポーゲンポールの高級キッチンショールーム@広尾

キッチンリフォーム

広尾にあるドイツ製高級輸入キッチンのポーゲンポールのショールームを見学して参りました。今年初頭に、ポーゲンポール社直営店として、このショールームが展開されていたのは、よく通る場所なので知っていましたが、なぜか内部に立ち寄ったことがありませんでした。

ポーゲンポール広尾ショールーム

こちらは、通りに面し、エントランス正面にある一番目立った場所にある白を基調としたキッチンです。人工大理石のシンプルなカウンタースタイルですが、シンプルがゆえにディテールにもこだわりを感じました。背面の木目調トール収納には、ミーレ社の調理機器が組み込まれていました(今後は、ミーレ社は施主直でしか販売しない方針なので、このような組み合わせは難しくなるかもしれません(ミーレ社はまその後、また方針を変えたようで、ポーゲンポール社始め幾つかのオーダーキッチンメーカーでは仕入れることが出来るようになったようです(2012年2月29日)))。

ポーゲンポール東京ショールーム

こちらも通りのガラス越しに見えるステンレスと濃いめの木質を使ったスタイリッシュなアイランドスタイルキッチンです。こちらは、実際にガスや電気、水道が使えるように設えてあるので、調理の体験もできるようになっているそうです。

ポルシェキッチン@広尾ポーゲンポールショールーム

 

ショールーム中央に位置するこちらのキッチンは、スーパーカーのポルシェ社と共同開発のキッチンです。約3000万円とのことで、これだけで住宅が建ちそうですが、ハイエンドの高級キッチンを作るために、扉の質感から金具の使い勝手まで、あらゆる箇所に妥協のないキッチンとなっています。

カウンター材は一見何の素材でできているか判りませんでしたが、ガラスだそうです。ガラスといっても、マットな仕上げで、使い勝手も予想で、手入れも簡単そうでした。

この引き出しは、違うキッチンのものですが、ブルム社と共同開発された金具は、コーナーまですっきり使え、面材も簡単に交換できる優れモノでした。こちらで展示されているもの全てが大型のキッチンで、実際に売れている平均単価も500万円程度とのこと、マンションリノベーションでも150㎡以上はないと、狭く感じてしまいそうでした。丁寧に説明してくださったKさま、どうもありがとうございました!