Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

東京アメリカンクラブ訪問

見学記

今年の初頭に再開発計画が完了し、建て替わった東京アメリカンクラブ(略称TAC)を見学して参りました。建替え前の古いアメリカンクラブには、まだ高校生だった頃、父親の知り合いの招待でランチを食べに行ったことがありました。その時は東京のど真ん中に「外国(=アメリカ)」が存在していることに驚いたことを良く覚えています。

東京アメリカンクラブ ウィンターガーデン

こちらがTACの中心空間である、ウィンターガーデンです。三層吹き抜けになった、実に堂々とした空間です。手前はラウンジになっており、右奥にはレストランがあります。

施設内にはレストランとカフェとバーが合計7つあり、写真のようなボーリング場施設や、ビリヤード場などのレクリエーション施設もありました。

最上階にはガラス屋根のプールもあり、バスケ等も楽しめる大きな体育館やトレーニングルーム、更には英語の図書館もありました。米国の設計事務所、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツの設計で、今回の見学を楽しみにしていたのですが、写真に撮りたくなるような空間は、残念ながらウィンターガーデン以外ほとんどありませんでした。建物の規模の割に、詰め込まれた機能が多様で、子供禁止の空間やセキュリティーなどから区画分けが多く、それらの条件を全て満たすことだけで、設計者が手一杯だったのかもしれません。
楽しみにしていた食事も、子供連れではカフェしか使えないとのことで、諦めました。ただ、カフェでの頼んだ搾りたてオレンジジュースがアメリカンサイズで、価格もアメリカ価格だったことは懐かしかったです。

六本木T邸がAllAbout高級マンションに取り上げられました

六本木T邸

先月完成してお引渡しを済ませた六本木T邸リノベーションがウェブサイト「AllAbout高級マンション
」に取り上げられました。

「ニューヨークSOHOをイメージ」した「インダストリアルテイストの1ベッドルーム+書斎」として紹介されています。

家具やアートまでコーディネートしたことや、

 

担当ガイドの坂根康裕さん独特の視点でディテールの捉えた写真など、僕らのホームページに掲載しているのとはちょっと違ったアングルの雰囲気がある写真とユニークな切り口の記事を掲載してくれています。
高級タワーマンションのリフォーム事例」をどうぞご覧ください。

高輪I邸 全館空調システムの点検

高輪I邸

元々が外人用に作られたマンションだった高輪I邸には全室空調設備が入っています。機械自体はGE(ジーイー)エアコンですが、今はGEがエアコンから撤退しているので、後継会社であるデンソーエースに点検をお願いいたしました。

全館空調システム 室外機のチェック

まずは一番重要なベランダに置かれた室外機をチェックします。前面のグリルを開けて、内部の配管と配線をチェックします。

冷媒管には圧力計を取り付けて、圧が正しくかかっており、管に穴が開いていないかも確認します。

こちらは室内機の点検の様子です。室外機の横に水道栓に直結された加湿器がついていましたが、こちらは残念ながらもう使えなくなっていました。

以前のオーナーがあまり頻繁に清掃していなかったようで、室内機のフィルターはご覧の通り、ホコリだらけでした。

風量チェック

全ての室内吹き出し口からの風量チェックも行い、ダクトの接続に問題がないことも確認して貰いました。

検査後には、点検のデータを掲載した検査シートに加え、どのくらいまで使えるかの目安と、当座に必用な補修費の見積りまで作って貰いました。結果としては、一部部品の交換が必要になりますが、まだ使えること、そして将来的に故障があっても、室外機の交換が可能な形態なので、補修しながら使ってゆけることが判りました。
このシステムを交換することになると、空調工事の費用だけで2~3百万円程度上乗せされてしまうことが予想されていたので、大変助かりました。