Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

「建築知識」打合せ@リノベーションカフェ

その他

雑誌「建築知識」に連載中のリフォーム・リノベーション・スーパー講座の打合せで、代々木のリノベーションカフェ「DADACafe」に行って参りました。

カフェリノベーション

駅徒歩3分の古い日本家屋を居心地の良いカフェに上手にリノベーションしていました。外から見ると、昔のおじいちゃんおばあちゃんの家のイメージです。

内部も建具はほぼ全て残し、床をフローリングで仕上げ、アンティーク(ユーズド?)の家具をレイアウトし、照明は入れ替えたシンプルな作りとなっていました。

以前は張られていたであろう天井を剥がし、その上の構造は現しとしてあります。懐かしく、ノスタルジーを感じる空間で、他のお客様たちも随分ゆっくりしていました。

こちらが玄関の様子です。住宅として使うことになると、建具の気密性や部屋の断熱性、さらには細かい仕上の精度などが気になるので、このようなリノベーションは難しいと思いますが、日本家屋のシンボル(?)である屋根瓦と木製建具が上手く残されていることで、古い住宅の雰囲気を残した空間に仕上がっていることに感心しました。

勿論打合せもしています。エクスナレッジ社の西山さんと次回以降の連載の内容について詰めてきました。共同執筆者の中西ヒロツグさんは急用ができたとのことで、残念ながら欠席でした。机の上に置いてあるリフォーム産業フェア+工務店フェアのチラシには、来月22日(水)に東京ビッグサイトで行われる、各務のセミナー「高額リフォーム受注のためのヒアリング・プラン・プレゼン術」の案内が掲載されたものです。

ロフトと子どもの遊び

伊豆OK別荘

ゴールデンウィーク中に伊豆K別荘に出掛けられたKさまから、ロフトで遊ぶお孫さんたちの写真を頂きました。

ロフトと子どもの遊び

中学2年生のK君と小学5年生のYちゃんが遊んでいる様子です。完成した時はまだ小学生だったK君はすっかり身長が伸びて、ロフトが小さく見えますね。Yちゃんも、以前は必死で落ちないように登っていたのが、今ではアクロバティックな恰好で笑っています。

驚いたのは、風抜けの為に作った、寝室側の小窓からK君が飛び降りている様子です。良くこんな小さな窓から降りることを考えたものだと、感心してしまいます。こちらで編集して連写モード(?)にしてみました。
Kさま、楽しい写真どうもありがとうございました!

アートの最終選定

六本木T邸

先月、こちらでアートを選定してお引渡しした六本木T邸ですが、他のアートの候補も確認したうえで、最終的な決定をしたいとのことで、ギャラリークローゼットの新井さんと事務所スタッフで、幾つかの候補作品を持って伺って参りました。

入った時に正面に見えていた黒いコラージュ作品が、ちょっと暗いとのご意見だったので、同じ仲田智さんの作品で、明るいコラージュを幾つか持ってきてもらい、連作のイメージでかざしている様子です。

アート選定

こちらは、メインの壁に掛かるアートを替えながら部屋の雰囲気を、お施主様のT様と一緒にチェックしている様子です。アートのサイズ、色味、テクスチャーが変わるたびに、空間の様相もガラリと変わってゆくのは幾度体験しても、面白い経験で、お施主様も楽しんでくださいました。度のアートを掛けても、とてもユニークな空間になって、それぞれの良さがありましたが、T様の完成と僕らの設計意図から、こちらの壁は当初掛けていた中込靖成さんの作品に決まりました。

1カ所ずつ交換して、違う角度から眺め、新井さんやスタッフの笠原君や岸本さんの意見も聞きながら、また交換する。そんな作業を一時間ほど繰り返して、ようやく最終形へと結実してゆきました。正面右に掛けていた石塚ツナヒロさんの作品は、当初から僕らは気に入っていたものですが、最終的にもそのまま残ることになりました。