Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ワールドビジネスサテライトの取材

広尾K邸

テレビ東京の深夜報道番組ワールドビジネスサテライト(以下WBS)で二世帯住宅のリフォームについて、取材・撮影を受けました。WBSでは、日本の住宅事情について、シリーズで報道をしているそうですが、今回の特集は、「集まって暮らすことで省エネを実現」することがテーマだそうです。

ワーフロビジネスサテライトの取材

二世帯住宅といっても、色々な住まい方があり、玄関から先、全てが完全分離型の二世帯住宅から、寝室だけが別で、あとはキッチンや浴室、トイレまで共通の2世帯住宅があります。

更に二世帯住宅でも、新築とリフォームがありますが、最近は30年ほど前に建てた、大きな戸建住宅に、お年寄りが一人か二人で寂しく暮らしている家も多いそうで、そんな住宅を二世帯住宅にリフォームする可能性について、探っているとのことでした。そこで、二世帯住宅のリフォーム事例が比較的多い、私共の事務所にに取材の白羽が立ったようです。

約7年前に住宅の全面リフォームをお手伝いした広尾K邸が、今回の取材対象になりました。久しぶりの訪問でしたが、リフォーム時と同じようにきれいに暮らしていらっしゃるKさまご一家が、取材・撮影に全面的にご協力くださいました。

リフォームしたことで良かった点として、

  • 段差をなくしたバリアフリーにしたこと、
  • 耐震補強をしてくれたので、安心して住めること、
  • 二世帯の住人全ての意見を、うまく取り入れてくれたこと、
  • 時間を掛けてリフォーム内容を説明してくれたので、
  • 失敗が少なかったこと、
  • インテイリアについてもアドバイスをもらえたので、安心して任せることができたこと
  • 良い大工を紹介してくれたので、工事中も不安がなかったこと、
  • 予算の配分をうまくしてくれたので、バランスよいリフォームができたこと、
  • 家のリフォーム以降、掛かり付けの医者のように、何かと相談できること、

など、褒めまくって頂きました。

反対に、後悔している部分としては、

  • 二階の廊下が曲がりくねっているので、家具の搬入が大変だったことを

挙げて頂きました。

短い時間を有効に活用しながら、上手に取材・撮影してくださったテレビ東京の岩城さま、そして取材・撮影に全面的にご協力下さった、K家の皆様、本当にどうもありがとうございました。なお、この様子は12月3日(木)の夜11時から放映される予定だそうです。

撮影後の記念写真です。テレビ東京の岩城さま、そして取材に全面的にご協力くださったKさま、どうもありがとうございました!

遮音等級LL45下地に三層フローリング張り

白金台C邸

工事が始まってほぼ三週間経った白金台のマンションリフォームC邸では、床のフローリング張りがスタートしました。最近のマンションの管理規約では、下の階への音の伝達を考えて、遮音等級でLL45(エルエルヨンジュウゴ)以上を確保することと決められていることが多いようです。現在同じマンションの三階にお住まいのお施主様のご自宅は、踏むとフカフカするクッション材付きの遮音フローリングの仕上げとなっています。

フローリング張り

当初のリフォームのご相談時から、このフワフワした感覚がイヤなので、もっとしっかりした踏み心地のフローリングに出来ないかとのご要望がありました。そこで採用したのが、サイレントトライマットという製品です。吸音材と衝撃吸収材の上にパーチクルボードと遮音制振材を組み合わせた、厚み22ミリの板状の製品で、これを下地に敷くことで、その上には無垢フローリングを張っても、LL45(実験値)が確保できるというスグレモノです。

サイレントトライマット

今回フローリングを張る箇所全体へ、サイレントトライマットの敷きこみが終わったので、本日からフローリング張りが開始されました。パーチクロボードが下地に入っているので、どの箇所でも釘打ちが可能で、大工さんにも評判が良いようです。マットの厚みと既存のカーペットの厚みの差の分だけ、床の仕上がりレベルが高くなってしまうので、全ての建具をアンダーカットしたり、キッチンや洗面などの仕上がりが違う部分のレベル調整もありますが、こちらも順調に進んでいるようです。因みにフローリングは三層フローリングのチークを張っていますが、フカフカすることもなく、とてもきれいな仕上がりになっています。

雑誌撮影と取材

新築住宅

ほぼ一年前に竣工、お引渡しをしたの大田区N邸が、住宅雑誌「住まいの設計」に掲載されることとなり、その撮影と取材に立ち会って参りました。「住まいの設計」は扶桑社が発行する住宅設計の専門の老舗雑誌です。建築家が設計したユニークな住宅の紹介コーナーでは、デザインだけにとどまらず、住まい手の生活の様子や、使い勝手や設備などの機能面、予算や工期まで詳細に記載してくれるので、これから家を作ろうとする人達の参考になる雑誌です。

この住宅のプロデュースをしてくれた、「オゾン家づくりサポート」の事例として、新しくできた二世帯住宅の紹介コーナーに掲載して貰うことになりました。今回取材して貰った、大田区のN様も設計を依頼する一年ほど前から、ずっと愛読していたそうで、ご家族皆さま、快く取材・撮影に応じて下さりました。

当日は、住まいの設計から編集の安藤さま、そしてカメラマンの山下さまが来てくれました。設計コンセプト「三世代9人が賑やかに暮らす、幸せの三世帯住宅」通り、病気でご入院なさっているお父様以外のご家族、8人の皆様が撮影に立ち会ってくださいました。幸いに快晴にも恵まれ、外観から半地下の伯母様の住居、一階のご両親宅、そして二階の息子さんご夫婦宅と順調に撮影も進みました。
単なる住空間だけでなく、そのスペースでどのように暮らしているか、そしてご家族それぞれの方々のお気に入りの物まで撮影してくださったので、午前11時から始まった撮影ですが、終わったのは夕方の6時頃になってしまいました。途中、Nさまたちのお心遣いで美味しいお寿司のランチや、お手製のオーガニックケーキやクッキーまで頂き、和気藹々としたとても楽しい取材・撮影となりました。

楽しい取材をしてくださった安藤さま、気持ちよくどんどん撮影してくださった山下さま、片付けや雑用を快く手伝ってくれたスタッフの笠原君、どうもお疲れ様でした。そして、ほぼ丸一日の撮影にお付き合いくださったN家の皆様、色々な無理なお願いに応じてくださった上に、本当に優しいお心遣い、どうもありがとうございました!来年発売される雑誌、どうぞ楽しみにしていてください。