Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

雑誌「I’m home」に元麻布I邸が掲載されました

元麻布I邸

2年前の夏に竣工お引渡しをした元麻布I邸が、高級インテリア雑誌「I’m home」に掲載されました。

高級マンションリノベーション&インテリア

巻頭の「Values of Renovation ー空間のグレードを高めるリノベーションー」という特集に取り上げて貰いました。

7月14日(土)発売の、このような夏らしく涼しい表紙です。

雑誌「I'm home」カガミ建築計画掲載事例

「色と素材を楽しむインテリア」という副題に沿って、素材と色味の展開についての丁寧な説明ときれいな写真が展開されています。

雑誌「I'm home」カガミ建築計画掲載事例

お客さまもとても気に入ってくださっており、僕らも愛着のあるアムスタイルにお願いしたキッチンについては、パントリーやワイン&コーヒーコーナー等の使い勝手まで踏み込んで解説してくれています。壁に使った大理石調の輸入タイルのフィアンドレについては、編集長の角田さんが気に入ってくれたようで、他のページでの商品紹介をしてくれています。

雑誌「I'm home」カガミ建築計画掲載事例 元麻布I邸

廊下の大容量の本棚収納や、ご主人さまのカメラコレクションを楽しみコンパクト書斎や、奥さまこだわりのエレガントデザインの洗面カウンターのこと、

雑誌「I'm home」カガミ建築計画掲載事例 高級マンションリノベーションお客さまがインテリアデザイナーに、お引渡し後に別途お願いして内装コーディネートしてもらったお子さまのお部屋と、新たなアートを購入して撮影に備えてくださった主寝室もきれいな写真を撮影して紹介してくれています。

 

解体工事完了@白金台E邸

白金台E邸

ヴィンテージマンションリフォームの白金台E邸の解体工事が無事終わったとのことで、現場に伺って参りました。

築38年のヴィンテージマンションの解体状況確認

床仕上げを剥がしたところ、予期していなかったところからシンダーコンクリートが表れて、ハツリ範囲が増えましたが、施工会社の頑張りで騒音が発生すると近隣の方々に告知させて頂いたスケジュールの中で斫り(ハツり)も含めて終えることができました。

ヴィンテージマンションの解体_床シンダーコンの斫り作業

こちらが来客トイレの床の嵩上げモルタル(シンダーコンクリート)を斫り機ではつっている様子です。

築38年のヴィンテージマンションの解体状況確認

施工をお願いしているスタイル・イズ・スティル・リビング(以下SISL)さんは、同じマンションのほぼ同じ間取りの部屋の工事をしたことがあるので、とても頼りになります。

ビンテージマンションの解体

廊下からキッチンへの勝手口部分には、当初から天井の下がりがありましたが、天井ボードをめくってみたところ、集中エアコンのダクトが表れて、経路変更も難しいことが判ったので、キッチン側に伝えて、この箇所のデザインを変更することに致しました。

ヴィンテージマンションの解体

かつてキッチンがあった背面壁の解体の様子です。これも違うフロアの同じ間取りでの解体状況の写真を事前にSISLから見せて貰っていたので、想定通りという設備の配管経路を考えてゆくことができそうです。

ヴィンテージマンションの浴室の扉撤去

こちらは家族用浴室の扉サッシを撤去した様子です。床からの立ち上がりは残しているので、実測の上、そこに新しくステンレスの枠と強化ガラスのサッシを入れてゆきます。

ビンテージマンションの床シンダーコンクリ―ト斫り後のモルタル均し

こちらは解体確認の数日後ですが、シンダーコンクリートを斫った部分は左官屋さんによるモルタル均しの施工も終わっていました。

ビンテージマンションの床シンダーコンクリ―ト斫り後のモルタル均し

キッチンの箱が入る部分は遮音は関係しませんが、通路となる部分には遮音下地を入れたうえでフローリングで仕上げてゆくので、この均し作業が必要になるのです。その他、リビングの床スラブ中央部分に多少のたわみがあったので、床フローリングの施工精度のことを考えて、セルフレベラーを打って、フラットに仕上げて貰っております。

 

テーブルのメンテナンスとソファの張り替え相談

南平台N邸

2014年の春にリノベーション工事のお引渡しをした南平台N邸のお客さまから、リーヴァ1920のダイニングテーブルに輪染みが付いてしまったことと、ミノッティのソファの張地が汚れてきたことによる張り替えのことでご相談を頂きました。
2015年の春にお引渡し後1年点検で伺って以来、3年ぶりに弊社の担当スタッフだった竹田さんと一緒にご自宅にお邪魔して参りました。

南平台N邸にメンテナンス訪問

新しいアートや置物などが置かれて、以前にも増してNさまらしさで満たされた空間でしたが、本当にきれいに暮らしてくださっていることとても嬉しく感じました。

コップの補修後に輪染みが付いてしまった無垢材ダイニングテーブル

ご相談の一つが、この写真に写っているテーブルの輪染みのことでした。いつもコースターを敷いて飲み物を置いていたそうですが、一度間違えて氷水のコップを置きっ放しにしてしまったところ、このようなシミができてしまったそうです。3年前の一年点検の際に、このリーヴァのヴェンゲ無垢材のテーブルを入れて貰ったアルフレックス社の当時の担当の中山さんにメンテナンスをして貰った際の道具を使って、ご自身でも手入れをしてみたそうですが、却って目立つようになってしまったとのことでした。

リーヴァ・ダイニングテーブルのメンテナンス@南平台N邸

今回は事前に上記の写真を送って貰って中山さんに相談したところ、1.5万円程度の費用がかかってしまうが、十分補修可能だと思うとの返答を貰っていたので、Nさまにもご同意を頂いた上で中山さんにも同行してもらいました。職人さんを連れてきて作業すると思っていましたが、状況を見た中山さんがおもむろにテーブルを磨きだしたのには、驚きました!なんでも以前はメンテナンス部隊で働いたこともあるとのことで、補修の腕にも自信があるとのことでした。

リーヴァのテーブルの補修用木質由来の天然色素

まず金属繊維を織り込んだ特殊な布で、テーブル面全面を丁寧に削ってゆきます。削る際は木目に沿って削ることが重要だそうです。その後、リーヴァ社が出しているこの着色剤を、シミができて色素が落ちてしまった周辺に薄く塗ってゆきます。この着色剤は、木材由来の染料を抽出した天然由来のものだそうです。

リーヴァ1920のダイニングテーブルのメンテナンス@南平台N邸

そこからはオイルを布に染み込ませて丁寧に塗布してゆきます。Nさまも見てくださっている中で、シミがきれいに消えてゆきました。

リーヴァ・ダイニングテーブルのメンテナンス用オイル

このオイルもやはりリーヴァ社独自のものだそうです。

南平台N邸にメンテナンス訪問

オイルを塗っている間に、ミノッティのソファの張地の候補を準備してゆきました。

補修後に輪染みが消えた無垢材ダイニングテーブル

オイル塗布後に乾拭き(カラブキ)をした後の様子です。当初の輪染みがあった個所もすっかり分からなかくなっており、Nさまもとても満足してくださいました。

染みとその清掃跡が残ってしまったミノッティのソファ

ソファもいつも座っている場所にシミが付いてしまったそうで、ご自身でネットなどを見てシミ取りを試みてくださったそうですが、却って染みの周りが目立ってしまうようになってしまったとのことでした。こちらも事前にこの写真をミノッティの担当の早坂さんに見せましたが、汚れの原因とその後のNさまの対処方法を伝えたところ、ここまで来てしまうと、残念ながら汚れを落とす方法はないとの返事でした。

ミノッティのソファ張地候補

当時と同じファブリックの張地があれば、汚れた部分の張地だけを交換するという考えもあったのですが、当時の布地が無くなってしまっているとのことで、似たような素材感のファブリック帳を事前にミノッティから幾冊か借りて持って伺いました。

ミノッティのソファ張地候補打ち合わせ中

ある程度良さそうな生地の選定はすぐに出来ました。僕らが改めてチェックをしても、他の箇所はそれほど汚れていなかったことから、シェーズロング部分(背もたれに対して座面が長く、脚や体全体も休ませることができる部分)だけを張地を変えてツートンカラーにするか、あるいは思い切って全面的に張り替えるかを、事前にミノッティから取り寄せていた見積りと見比べながらNさまと相談させて頂いた結果、少し今の張地に飽きてきていたこともあって、もう少し暗めのトーンのファブリックで全面張り替えることに決まりました。

南平台N邸の寝室のテレビ高さ

その他、幾つかの細かい補修項目がありました。こちらは主寝室ですが、当初はベッドに寝そべっていても、手前のラウンジチェアに座っていても、どちらでも見やすい高さに壁掛けテレビを設置しましたが、ベッドからしかテレビを見ないとのことで、もう少し高さを上げて欲しいとのご依頼がありました。

大きな浴室のコーナーに設けたドライサウナ

こちらは元からあった大きな浴室の奥に作ったドライサウナコーナーです。こちらも愛用して下さっているとのことでしたが、下部に設けたグリルから錆汁が出始めたとのことでした。

サウナ下の鉄ルーバー状カバーの錆

屈んでグリル部分を見たところ、焼付塗装で作ってたグリルに錆が発生していることが確認できたので、こちらも工事をお願いしたリフォームキューに取り外して塗装し直してもらう見積りを取ることに致しました。

 

 

オニキス(石英)素材探しのプロセスとパネル取り付け

港区R邸

造作家具の取付が山場を迎えている港区R邸ですが、超大物の部材、光を透過する石英のオニキス(オニックス)パネルの取付が行われました。

このオニキスのイメージは、お客さまがとある場所で見かけたというオニキスらしい写真を設計早い段階で見せて下さり、そこからその素材探しが始まりました。

お客さまが見つけたオニキスらしい写真イメージ

この写真をベースに、まずは日本の知っている石材屋に問い合わせをしましたが、全く見つかりませんでした。昨年11月に中国福建省のアモイ郊外まで出かけて、ようやく似たようなものを見つけることができました。

オニキスと背面から光を照らした様子

ただ、この材料はサンプルを貰うこともできず(サンプルを貰うためにスラブ材一枚を買ってもらう必要があると言われてしまいました…)、お客さまに確認する方法が見つかりませんでした。
以前ニューヨークの石材屋さん巡りをした際の写真から、イタリアにほぼ同じものを扱っている会社を見つけたので、イタリア輸入建材に詳しい商社経由で資料を取り寄せて貰いました。色違いのものが幾つかあったので、それらのサンプルを取り寄せて貰いました(サンプル一枚につき約2万円の費用に加え、サンプルの納期が2か月ほど掛りましたが)。

ブラウンオニキスのサンプル

ホワイトオニキスのサンプル

一枚につき取り寄せ費用が約2万円掛った貴重なサンプルです。サンプルも2度に分けてお願いしたのですが、最初のものはひと月ほどでしたが、二番目の便はさらにそこから2か月ほど掛りました。サンプルでこの状況だと納期が心配になりました…。

LEDの面照明

背面から照らす照明のシステムも色々な方法を検討致しました。最初は、LEDの面照明を扱っている会社を見つけて、そこからサンプルを借りて照らしていました。

オニキスの照明実験

因みにこちらは中国で貰ってきたいわゆる本物の一枚もののオニキスのサンプルで、

オニキスの照明実験

こちらはイタリアのクリスタルストーン社の着色オニキスです。共に最初の頃に手に入れることができたサンプルでしたが、残念ながらこれらは検討の対象にもなりませんでした。

LEDとオニキスパネルの取付詳細スケッチ

LED面照明を背面に使う場合のメリットは、LEDのラインが見えないことでした。オニキスの背部のスペースを最小にすることができるのです。

LED面照明用のLED器具

このような光源に特殊な加工をしたアクリルを差し込んで照らすのですが、ある程度以上の光量を確保できないことがネックになって、最終的にはLEDのライン照明を一定の間隔で並べることになりました。

オニキスとラインLED照明の実験

オニキスとラインLED照明の実験

それがこちらのイメージです。こちらのスタイルでもLEDの間隔を変えながら、光量を調光して変えたり、オニキスの背面に乳白色のアクリルを挟んだりしながら色味を確認してゆきました。手作りの理科実験道具のようですね…。

オニキスの背面からLEDを照らす実験

オニキスの実照テスト

最終的にお客さまに了承を頂いたのがこちらの実験でした。黄色味が掛った色が良いとのことで、LEDの色温度も低めにして、ラインは密度を高めにして調光することで光量を調節する方向で進めることで決まりました。

オニキスの背面からLEDを照らす実験セット

その時に実験の様子がこちらです。これで素材とLEDのシステムがようやく決まりました。

ただ、サンプルをお願いしたイタリアの会社から仕入れることになると、大判2面分で800万円近くの価格になってしまうことが見積りで分かり、かつ納期が全く読めないとのことだったので、何とか同質のものをより安価に入れることができないかと担当の前田君が色々なツテを辿って探したところ、なんと3分の1ほどの価格で入れられる会社が見つかり、そこでの施工をお願いすることになりました。

人造オニキスの組み立て

送って貰ったサンプルも良かったので、こちらで進めることになったのですが、送って貰う現物スラブの写真を見せて欲しい旨頼んだところ、それは出来ないとのことでした。「なぜ?」と質問したところ送られてきたの、こちらの写真です。つまり、オーダーが入ってから材料のオニキスの小板を型に嵌めて接着剤を流しいれて固めて作るので、完成するまで写真は送れないとのことだったのです!
このようにして作った原材料の表と裏を磨き込んで、両面から透明ガラスを貼って、その中央部分を機械でスライスして、それぞれ裏面にガラス、表面に人造オニキスが張られた材料ができあがるとのことでした。

現地に届いたオニキスの原版

そしてはるばる日本の現場まで届いたオニキスのスラブ材がこちらです。背面を透明ガラスで固めているとは言え、強度の心配があるので3枚に分割したものを取り付ける手はずになっています。

オニキス壁の色味確認テスト

最初の写真と同じものですが、このスラブをLED照明の前に掲げてみた様子です。やはりこのままだと背面のLEDが見えてしまうので、乳白色のアクリル板を当初の予定通り挟むことになりました。

オニキス壁用のLED照明の確認

LEDの熱を排熱するための給気口と排気口の工夫

背面のLED照明のシステムはこのようになっており、上部と下部にそれぞれ天井裏と床下の空間を繋げる排気口と給気口を設けて、内部の温度が上がらないように工夫をしています。箱自体は光を乱反射するように白いポリ合板で作って貰っています。

オニキス壁のディテール

全てを取り付けて、黒く焼き付けたL字型の金属製の押し縁(オシブチ)で外れないように留めて完成です!

オニキスが2枚張られた港区R邸のリビングダイニング

2枚のオニキスを取り付けた様子です。

LED背面照明を点灯したオニキスの様子

背面からのLED照明を点灯した時のオニキスです!設計開始当初にお客さまから頂いたイメージによくぞここまで近づけることができたものだと、我ながら感心してしまいました。ここまで色々な形でご協力くださった素材メーカー、建材輸入商社、LED照明メーカー、そして造作家具のニシザキ工芸、工事のリフォームキューの坂本さんと織田さん、弊社の設計担当の前田君、ありがとうございました。これは必ずお客さまも満足して下さるハズです。

 

 

 

造作家具の組み立て@港区R邸

港区R邸

先行組み立ての家具(大理石や設備との取り合いで、他の家具より先に取り付けておく必要がある家具)も含めるとすでに造作家具の組み立てに入ってから2週間ほどになりますが、改めて港区R邸の造作家具の組み立ての様子をご紹介いたします。

飾り棚と鋼製建具

先回のブログで組み立てが始まっていた廊下からリビングダイニングへと入る鋼製建具の左右の飾り棚が取り付きました。ブルーの養生シートが間に挟まって見難いですが、建具の割り付けと飾り棚の割り付けを合わせてデザイン致しましたが、うまく取り付けができたようです。鏡面仕上げの飾り棚ですが、組み立てた後現場でバフを掛けて、更に磨き込んでゆくとのことでした。

キッチンの後付けフレーム

飾り棚の裏側のキッチンもアムスタイルのキッチン組み立ては無事完了していました。ただ、ビルトインオーブンの入ったトール収納とIHヒーターが入るカウンターの隙間を埋める2方フレームだけは別の造作工事でお願いしており、その取付をニシザキ工芸さんが頑張ってくれていました。

キッチンの後付けフレームの施工

トール収納とその右側に続く吊戸棚の横と上に端部をテーパー処理した鏡面塗装の役物を差し込んでもらうというものです。

後付けフレームの付いたキッチン

出来上がりの様子ですが、あまりにきれいにフレームが入って一体化して、どこをどう加工したのかブログでは判りにくくなってしまいました…。

キッチンの後付2方枠

こちらが2方フレームの端部のディテールです。

後付け御影石2段カウンターが付いたペニンシュラ型キッチンカウンター

キッチンと造作家具の組み合わせのもう一つが、こちらのペニンシュラ型(半島型)カウンターです。手前の艶消しの黒いカウンターセットはオーダーキッチンでお願いして、奥の一段上がった御影石のカウンターは造作家具屋に下の箱を組んで貰い、その上は石屋さんにカウンター石材を据え付けて貰いました。こちらも複数の職人さんの手が入っていますが、うまく一体化させることができたようです。

タイルをカットしてフラットに収めたキッチンのコンセント

こちらはマイナーなディテールですが、タイル壁にコンセントをフラットに埋め込むことができるか現場に確認していたのですが、多少タイルの余裕があるので、チャレンジしてみますとのことでしたが、このようにきれいにタイルをカットしてコンセントプレートを埋め込んでくれました!周りの隙間をコーキングでシールすれば相当きれいに見えるハズです。

TV収納壁のデザイン

リビングの一つの見せ場である、テレビ壁部分はポルトロの造作とその裏から伸びている木製ルーバーが合体し、間接照明もきれいに入っていることを確認させて貰いました。

AV&ホームオートメーション機器収納の内部

テレビ壁の右奥にあるAV収納の内部です。照明器具のトランス、照明調光のルートロンやホームオートメーションのクレストロンに関係した制御装置などがほぼ隙間なく置かれていました。排熱のための給気と排気処理だけしたうえで、ここはお客さまが触る箇所ではないので、点検口で閉じてしまう予定です。

ダイニング天井の点検口を兼ねたカラーガラスパネル

ダイニング天井のカラーガラス張りの点検口を兼ねたパネルもうまく収まっていました。

オニキス用の背面LED収納ボックス

先日のブログで箱だけが作られていたオニキス(光を透過する大理石)用の背面照明ボックスにはLEDのライン照明が11本入っていました。オニキスとLED照明の隙間の寸法と、LEDの間隔については、何度も実験を重ねて導き出した寸法通りに設置されています。

玄関ホールのサルバトーリ

玄関ホールの壁も仕上がってきました。黒く塗装した木製フレーム内の加工大理石サルバトーリもコーティング材が塗布され、フレームと一体化してシックに仕上がってきました。

マットなカラーガラスが入った玄関正面壁

玄関入って正面のマテラック(マット仕様のカラーガラス)と真鍮の目地材で作った壁と扉も不思議な存在感となっています。ちょうど中央部の扉を開けるとシューズインクローゼット(SIC)があるのですが、パッと見にはその存在をうまく隠すことができました。

靴収納内部のロイヤルの背面金物付き収納棚

因みにこちらが、そのSICの内部です。左手前が傘収納で、その他は靴用の棚で、全ての棚が可動となっています。

廊下に並ぶ造作収納棚

廊下の壁面収納も箱の据え付けが終わっていました。建具と収納家具の扉を同じ面材を使って仕上げてゆく予定で、出来上がると壁一面フラットに仕上がってくることになります。

ポルトロの残りを使って主寝室の書斎コーナー

主寝室の書斎コーナーの机と鉄で作って貰った特注の飾り棚も取り付けが終わっています。机の正面には、リビングのテレビボード壁に使った高級大理石のポルトロの残り部分を活用しています。

主寝室のテレビ用ニッチとサイドの金属ルーバーパネル

ベッドの反対側の壁のテレビボード壁も出来上がりつつあります。中央の黒い部分にテレビを収め、左右には真鍮の金属パネルを入れています。

リマデシオのガラス建具が入った主寝室のウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットのリマデシオのガラス建具も無事収まりました。まだ設計が煮詰まっていない段階で、スケジュールの関係上先行発注したものでしたが、寸法のズレもなくきちんと収まっていました。

リマデシオのガラス建具が入った主寝室のウォークインクローゼット

金属メッシュ入りのガラスを使っているので、外側(ベッドがある側)から見ると、WIC内部照明を点灯しないとちょっと見えにくい状態ですが、クローゼット内部に入ると、外からの光が差し込んで明るい空間になっています。

息子さんの部屋の造作勉強机と棚

これまでほとんど紹介していなかった息子さんの部屋ですが、勉強コーナーの造作家具が入ってきました。ウォールナット材とカラーガラスを使って、コンパクトながら収納量と使い勝手を両立したデザインをと考えた部分です。

洗面カウンターの造作家具

洗面所のダブルボウルのカウンターもピッタリサイズで収まっていました。メディスンキャビネットなしで引き出し収納だけでなるべく効率的にドライヤーや洗顔材などを収めたいとのことで、引き出しの中も工夫をしております。

来客用トイレの内装

来客用トイレもレザーパネルと背面からの間接照明を仕込む鏡以外、ほぼ仕上がって参りました。ジャクソンのブラウン色のトイレ便器がマッチするリッチなインテリアになってきました。

マットなカラーガラスと真鍮目地のディテール

写真では目地棒の色がわかりにくいのですが、玄関ホールでは真鍮の目地棒とマテラック(マット仕上げのカラーガラス)を組み合わせており、こちらのトイレではステンレス鏡面の目地棒とマテラックを組み合わせてみました。どちらも不思議な奥行と色合いが生まれて、とてもきれいです。

オニキス取り付けの事前打ち合わせ@現場

こちらは最後の写真となりますが、光を透過するオニキス材の取付が迫ってきたので、その施工業者が現場に打ち合わせに来てくれました。現場監督の織田さんと営業&設計の坂本さんと綿密な段取り打合せをしてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本工事着工前の事前部分解体調査@白金台E邸

白金台E邸

現在お住いのお部屋をフルリフォームすることになっている白金台E邸ですが、図面ではコンクリート躯体の正確な位置が分からない箇所があるので、工事着工前に大工さんに入って貰って、壁の何か所かを開口してもらい、内部の様子を確認することになりました。いわゆる本体工事前の事前部分解体調査です。

事前部分解体調査

工事をお願いすることに決まったスタイル・イズ・スティル・リビングの現場監督の中川さんと大工さんが来てくれて、6か所の開口を作って壁裏の躯体状況を調べてくれました。

マンション管理事務所に保管してある竣工時の青焼図は、このように比較的きちんと作られているものでしたが、2階から最上階の8階までが全て統一した図面となっていました。一般的には下の階ほど上層階からの荷重を受けるのでRC(鉄筋コンクリート)の柱は太く、今回お手伝いしている最上階のEさま邸では柱が細くなっているのではと考えておりました。

事前部分解体調査

特に玄関付近で収納量を確保したいシューズイン・クローゼット(SIC)をもっと大きくできるのではと思って壁を解体して貰いましたが、枠ギリギリまで躯体の柱がありました…。

事前部分解体調査

来客用トイレ内部には30センチほどの奥行きがあるスペースが見つかりました!
ここは有効活用できるように、リネン収納庫などを提案してみたいと考えております。

事前部分解体調査

玄関ホール横の来客用トイレの扉の幅が狭かったので、少しでも広くすることができないかと両袖壁部分を開口してもらいました。躯体壁の位置はほぼ図面通りでしたが、枠の施工方法を検討することで、4~5センチ程度は広くすることができそうでした。

当日の部分解体調査の結果を、現場監督の中川さんが図面に書き込んでくれたものがこちらです。SICも開口部分のサイズは変わりませんでしたが、奥に入ると幅を20センチほど膨らませることができることが判り、こちらについてもプランを変更して靴収納量を増やすことができそうでした。

通常は現場での工事着工で解体をした後で分かり、アタフタした中で設計変更をしてお客さまのご承認を得るプロセスを、この事前部分解体調査をすることで、落ち着いた状況で図面と現地を比べながらどのような選択肢が増えたかをお客さまにご説明し、多少の時間を掛けて設計変更をしてゆくことができます。リフォームに向けてのお引越し前にこのような調査に入らせてくださったEさま、そして短い時間で効率的に、きちんと養生もしながら解体調査を進めてくれた中川さんと大工さん、どうもありがとうございました。

ページトップへ戻る