Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

マンション最上階住戸のスケルトン状況確認

関西I邸

低層マンションの最上階住戸(ペントハウス住戸)の関西I邸の解体工事と清掃が終わったスケルトン状態をお客さまご夫妻と一緒に確認して参りました。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

天井が高く、壁もすべてなくなっており、とにかく広く感じられる空間となっており、お客さまご夫妻と工務店のお二人、弊社の担当スタッフの竹田さんが豆ツブのように見えますね。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

赤い鉄骨で支えれているのは、元からあって再利用する屋根裏収納で、木製の箱のようなものが上から垂れているのは、屋根裏用の収納式ハシゴ階段です。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

今回は正規のプロセスを経て(つまり、建築指導課と消防に確認して、マンション管理組合の承認を得て)2つの専有部住戸を一つに繋げる計画となっており、この写真の手前が元々Iさまが暮らしていたお部屋(605号室・リノベーション後はLDK)で、写真中央奥が途中でご購入なさってしばらく倉庫として使っていたお部屋(606号室)です。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

逆に奥の居室部分になる606号室からから2住戸連結箇所を経て、605号室を見返した写真です。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

先日の東京バススタイルさんに立ち合って貰い、オーダーユニットバスの寸法を実測して貰った607号室も共用部分の配管と、やはりこちらの部屋にもある屋根裏収納と収納式ハシゴ階段のボックス以外はほぼスケルトン状態となっています。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

主寝室となる空間も天井裏には大きな空間があるのですが、ロフト収納を支える鉄骨が走っているので、それを避けながらどのような折り上げ天井を作るかが難しい所です。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

浴室と洗面と子ども部屋が作られる空間です。床スラブが一段落ちている個所(ダウンスラブ箇所)に浴室が、右側のフラット部分に洗面とユーティリティーと子ども部屋が作られる予定です。子ども部屋の天井もかなり高くなるので、熱い空気が上空に滞留しないように天井扇を付けることになりました。

ペントハウス住戸のセミスケルトン状態

606号室の主寝室エリアから子ども部屋エリアを見返した様子です。中央に水回りとロフト収納が来るので、空間としては分断されてしまいますが、何も遮るものがないと、中庭側の窓から外壁側の窓へと気持ち良い風が通り抜けます。

予算調整@関西I邸

現場確認を終えた後は、お客さまご夫妻と工務店の方と一緒に仮住まいに移動して、解体後に変更が生じたデザインの変更点の確認と…、

予算調整@関西I邸

お客さまからのご要望と現場確認でこちら側からご提案した変更案、各項目の工事費の増減を確認しながら、何を採用して、何を不採用とするかをご相談させて頂きました。