横浜市西区の125平米の築浅マンションのリフォームプロジェクトがスタートしました。以下のスケッチは、初回打ち合わせ前にこちらで用意しておいたラフリフォーム案です。
最初はホームページの相談フォームからメールでご連絡をいただき、こちらの事務所での無料相談から始めさせて頂きました。フルスケルトンリフォームのご希 望ではなかったので、規模やスケジュールなどの条件からまずはリフォームアドバイスでのお手伝いをご提案させて頂きました。
リフォームアドバイスコースの場合は、パートナーとなるリフォーム会社を選んで頂く必要があるので、4社の候補となるリフォーム会社をご推薦して、まずはホームページや企業理念などを見比べて頂きました(こちらからも、それぞれの会社のメリット&デメリット、僕らの会社とのこれまでの経験や担当者との相性などもメールでご説明しております)。その結果、僕等が良く施工で依頼しているリフォームキューの担当者と話をしてみたいとのことで、メールのCCでご紹介の上、アポイントメントを取って頂き僕らなしで面談をして頂きました。
その面談での印象も良かったとのことでしたので、次は現地で待ち合わせてリフォームキューの坂本さんと一緒に現調をさせて頂きました。
ちょうどお引渡しが済んだすぐのタイミングでの現調でした。まずはしばらく暮らして、その間にリフォーム案を練ってゆき、住みながらのリフォームをしてゆきたいとのことご希望でした。そこで、主寝室とクローゼットだけは、お引越し前までにリフォームをすることに決め、急ぎでリフォームプランを作り、仕上げ材を決めて、お見積りを作ってもらう流れになりました。
まだ築浅できれいなマンションでしたが、一番気になったのはこちらの天井でしょうか…。折角の天井高さが、リビングダイニングの中央に3台もの天カセ式エアコンがあるせいで、空間が分断されていました。図面で確認すると、この個所の天井裏には梁がないことが判っていたので、他の場所にエアコンを移すことをお勧めしました。
正面右に見える既存の建具はきれいなので、レイアウトは変えるにしても建具は再利用することになりました。また、テレビやステレオ等のAV機器に加え飾り棚もある造作家具をデザインして欲しいとのご依頼もありました。
キッチンのペニンシュラ(半島)型カウンターはお化粧直しをしたうえで使いたいとのことでしたが、背面の調理器具や食器を置く棚は作って貰いたいとのご希望でした。他にも大型冷蔵庫やビルトイン・ワインセラーも置きたいとのお話でした。
最初にメールを頂いた時から、ミノッティのソファを入れたいことや、僕らがお手伝いしたプロジェクトでは虎ノ門M邸のインテリアがお好みとのお話を伺っていたので、そのテイストに合せた素材を床に並べて見て頂きました。
同じような色味の素材でも、塗装仕上げの全ツヤと3分ツヤの違い、カラーガラスと鏡の使い分け方法、大理石や突板をどのような所に使うとアクセントになりそうかなどを、これまでの事例写真と素材を見比べながらご説明いたしました。
概ねの仕上げ感覚についてはご了承を頂きましたので、次回はミノッティのショールームでソファ選びをする約束を致しました。
このプロジェクトの完成後の様子は、横浜市O邸をご覧ください。