解体工事が終わった港区三田A邸にて、地元神社の神主さんに来てもらっての地鎮祭を執り行いました。
リフォーム、特にマンションリフォームで地鎮祭を執り行うことは珍しいことのようですが、今回はお客さまのご要望で行うことになりました。
神主さんは、手際よく解体された空間の中に祭壇を設営してくださいました。
祭壇には、尾頭付きの鯛や野菜、果物などの神饌(シンセン:お供え物)とお米とお酒と塩とお餅が供えられました。
更地に建物を建てる際に行う地鎮祭と同様に、神主さんは東西南北のコーナー、そして玄関扉前にてお清めの切麻散米(きりぬささんまい)を撒いてくださいました。
参加者は、お客様のAさまご夫妻、そして設計・工事をお願いしているリフォームキューの設計の上山さん、現場監督の滝川さん、そして僕の5人となります。Mさまご夫妻から順番にお榊を奉納してゆきました。
式も無事滞りなく行われたので、お客さまも一緒の記念撮影をさせて頂きました。僕だけは、急遽の参加が決まって、平服でしたので、写真は辞退させて頂きました。
地鎮祭の後は、すでに壁下地や設備配管の敷設が始まっていましたが、解体状況をお客さまとリフォームキューと一緒に確認して回りました。
すでにユニットバスも設置されており、給水給湯管、床暖用配管、排水管、ガス管などが間違いなく配管されていることを確認させてもらいました。
寸法的にギリギリなところを責めていたキッチン回りは何とか冷蔵庫の寸法も確保することができたようです。また、デザイン的に処理することになっている梁下は、建設当時のすでに斫られていたことが判りました。この部分はモルタルでざっくり均して、GLで仕上げることになりました。全体的に、床壁天井ともに不陸(平らでないこと)が多く、大工さんの下地造作工事が手間取りそうだということが判りました。
マンションリフォームでの地鎮祭は本当に久しぶりでしたが、晴れた当日の天候のことも重なってか、とても気持ちの良いものでした!