ヴィンテージマンションリノベーションの駒沢X邸の現場では、造作家具の組み立て、据え付けが始まっています。
リビングの奥の壁には、テレビ用のボード家具が入りました。
ダイニングエリアには、柱型を隠すように覆いかぶさるスタイルの造作家具が入りました。
全てが扉や引き出しのように見えますが、実はこの家具の手前半分は柱型のカバーなので、収納はありません。カウンタ甲板が手前まで回り込んでいることで、あたかもこの部分も家具のように見えるデザインとしています。
来客用トイレには手洗い家具が入りました。手前左には職人さんたちが使っている仮設トイレが見えています…。
手前の廊下に立掛けてあるのが、甲板となる黒い御影石のカウンター材です。
石職人さん3人掛かりで御影石カウンターを設置していきます。
洗面所のダブルボウルのシンクカウンターとその上のメディスンキャビネットが設置されました。こちらにも来客用トイレと同じ黒御影石のカウンター材が据え付けられる予定です。
こちらは主寝室のコーナーも設けた貴重品を入れる棚です。すべての引き出しと扉に鍵を取り付けています。こちらの甲板にはウルトラスエードを巻き込んだ板を落とし込むことになっています。
今回の造作家具は基本的にはホワイトオークの柾目突板に着色したものを使っていますが、リビングダイニングの巾木にも同じ仕上げを使っています。
クラシカルなインテリアデザインに合わせて、高さ150ミリと高巾木にしていますが、必要な箇所にはその中央に家具用コンセントがフラットに仕上がるように仕込んでもらいます。
こちらが見積り当初に作っていた高巾木やケーシングのディテール図です。左下に高巾木の中央を掘り込んで家具用コンセントプレートを埋め込むスケッチが描かれていますね。
こちらは、壁の天井付近に回すフラットなモールディング内に隠す、ピクチャーレールです。タキヤのコレダーラインシリーズのうち、一番細いG-2という製品を使っています。
造作家具と同じタイミングで、補修再塗装した建具の吊り込みも始まっていました。
玄関ホールからリビングへ繋がる廊下の一番重要な建具も、補修の際に大きな歪みが判って、うまく吊り込めるか分からないとの話でしたが、何とか無事吊り込みができたようです。
他の仕上げ材の工事も進行中ですが、タイル張り職人さんも現地入って、タイル割の打ち合わせが進んでいました。