今年の5月号に引き続き、現在発売中の雑誌「家庭画報」10月号に僕らがマンションリフォームのお手伝いをした成城Z邸が掲載されております。
「愛するものと暮らす至福の時間-アートを飾る家」というタイトルで、表紙も含めて5ページに渡って紹介して貰っております。
毎回華やかな家庭画報の表紙です。今回は大きな特集ではないので、残念ながら表紙にはタイトルは示されておりませんが…。
成城Z邸は、お客さまがご両親から譲り受けた調度品やアートを沢山お持ちで、それらのレイアウトや飾り方を考えながらデザインしたお宅でした。記事もその内容に沿って「リビングは代々の愛着の品が映える私設美術館」、「アートを飾るために選んだ住まい」というタイトルがちりばめられています。
Zさまもとても気に入って下さっている廊下の屏風や、ご両親からのステンドグラスのことも大きく取り上げて貰っております。
今回のことについては、まず夏前に編集部の和泉さんから、企画書と共に取材撮影させて貰えるお宅がないかと問い合わせがあり、僕らから成城Z邸をご紹介させて頂きました。アートや調度品の使い方などの話を和泉さんが気に入って下さり、すぐにZさまに取材撮影の可否をお尋ねするとともに、ロケハン(事前取材)と実際の取材撮影の日程調整をはじめました。
この写真は、ロケハンで編集部の和泉さん、カメラマンの斉藤さん、ライターの冨部さん、そして弊社担当スタッフの竹田さんと一緒に伺った際の様子です。
ロケハンでは、僕らがお伝えした成城Z邸のコンセプトに従って、編集部の和泉さんがお客さまのZさまにお話しを伺っていきます。
最初にお話しをして、弊社ホームページの写真でも編集部側が気に入ってくれていた廊下の屏風は、やはり記事に取り入れたいとのことでした。
まだ、この段階ではどこの写真をメインにして、どこをどう切り取ってゆくかが決まっていない段階ですので、家中全てのお部屋をZさまのご了承のもとご説明してゆきました。
そして、いよいよ取材撮影当日です。
まずは和泉さんが考えてくれたレイアウト案とカメラマンの斉藤さんが先回のロケハンの時撮影した試し写真と合わせて、どの部屋のどのコーナーをどう切り取って、当日どのような流れで撮影してゆくかを、Zさまに説明して頂きました。
部外秘の資料(笑)ですが、こちらのその資料です。とても分かりやすい資料で、Zさまも喜んでくださいました。
写真には撮影して貰いたくないものや、写真の構成上邪魔になりそうなものついては、記録写真を撮って後で戻せるようにしたうえで、撮影するアングルに映る部分をきれいにしてゆきます。
カメラマンの斉藤さんは、今年5月に発売になった家庭画報・豪邸リノベーション特集での港区R邸の記事でもお世話になった方で、独特の雰囲気があります!
昔フィルムカメラと違って、現在はデジタルカメラなので、撮影した直後からコンピューターの画面で写真を確認することができます。
難しいのが、人物が映り込む写真とのことで、奥さまが椅子に座った様子を撮影した写真では、奥さまの視線や表情を変えて頂きながら、実に50枚近くの写真を撮っていました!
タイトルになった玄関照明の写真では、僕らも初めてみる特殊な撮影をしました。リビングからの自然光が入らないからと、奥の暗い空間に鏡を持ったカメラマンの斉藤さんが立って…、
斉藤さんに向けて、リビング外のバルコニーから鏡で光を送り込んでいる、各務の様子です。昔、テレビアニメで見た「宇宙戦艦ヤマト」の反射衛星砲のようでした(笑)!
こちらは小細工なしで、廊下の屏風の展示を各務が撮影してみたものですが、ほとんどなにを撮影しているか分からないような写真になってしまいました…。
当初想定していた時間通りに撮影が終わっての、皆での記念撮影です。前列左から各務、Zさま、後列左から、家庭画報編集部の柵山さん、弊社担当スタッフの竹田さん、ライターの冨部さん、編集部の和泉さん、そしてカメラマンの斉藤さんです。
ここから、本当に短い期間で、上記のような素晴らしい記事に仕上げて下さった家庭画報チームに感謝するとともに、難しいタイミングの中、取材撮影にご協力くださったZさまには最大限の感謝を捧げます!