美術館、或いはギャラリーのような空間を目指している六本木Y邸リフォームでは、何カ所かの扉にヴィビッドなアクセントカラーを取り入れようとのお話しになっておりました。
こちらが事前に選んでおいたアクセントカラー候補がこちらです。建具に張る硬質塩ビシートメーカーはダイノックシート(住友3M)、ベルビアン(シーアイ化成)、リアテック(サンゲツ)、パロア(リンテック)などがありますが、各社から鮮やかな色味のシートサンプルを取り寄せておきました。
初めてお客さまのYさまにお目に掛った際に見せて下さったイメージ写真を一枚に纏めたものがこちらです。これまでに選んだ家具の張地の色味や、キッチンの仕上げ材などもこれらのイメージシートを見ながら一緒に選んできたものです。
今回の打ち合わせで選んだ色味はこちらの三色となります。バクスターのソファが緑色で、ミノッティのスツールが黄色とグレー色を選んでおり、更にお手持ちのアートもカラフルなものがあるので、それらを微妙に被らせながらお好きな色を選んで頂いたのが、こちらのグリーンとブルーと黒となります。黒に関しては、シートではなく、アイカのキッチンパネルで金属光沢のある黒となりました。
今回のようなヴィビッドな色を決める段階になると、中々思い切った色味を使えなくなるのが人情なのですが(笑)、建具のシートは張替え(実際には重ね張りになります)も可能なので、まずは思い切って選びましょうとお伝えしたところ、とても楽しく色選びをご一緒することができました!
色とは直接関連はありませんが、この日の打ち合わせで、各窓のカーテンやレース、ブラインドの生地もご一緒に選ばせて頂きました。
以前に選んでいたグレーのカーペットなどと合わせて、寝室は光沢感のあるグレーのカーテン、LDの窓は3D調光スクリーンのFUGA(WIS)を電動でと決まりました。
もう一つ決めたのは、奥さまの書斎コーナーのプリンター棚の高さです。テーブルの上部に引き出し式の棚を作ってプリンターを置くことになっていましたが、どのくらいの高さに設定すれば座ってのテーブルの使い勝手と立ってのプリンターの使い勝手が良くなりそうかを実験させて頂きました。