元々が外人用に作られたマンションだった高輪I邸には全室空調設備が入っています。機械自体はGE(ジーイー)エアコンですが、今はGEがエアコンから撤退しているので、後継会社であるデンソーエースに点検をお願いいたしました。
まずは一番重要なベランダに置かれた室外機をチェックします。前面のグリルを開けて、内部の配管と配線をチェックします。
冷媒管には圧力計を取り付けて、圧が正しくかかっており、管に穴が開いていないかも確認します。
こちらは室内機の点検の様子です。室外機の横に水道栓に直結された加湿器がついていましたが、こちらは残念ながらもう使えなくなっていました。
以前のオーナーがあまり頻繁に清掃していなかったようで、室内機のフィルターはご覧の通り、ホコリだらけでした。
全ての室内吹き出し口からの風量チェックも行い、ダクトの接続に問題がないことも確認して貰いました。
検査後には、点検のデータを掲載した検査シートに加え、どのくらいまで使えるかの目安と、当座に必用な補修費の見積りまで作って貰いました。結果としては、一部部品の交換が必要になりますが、まだ使えること、そして将来的に故障があっても、室外機の交換が可能な形態なので、補修しながら使ってゆけることが判りました。
このシステムを交換することになると、空調工事の費用だけで2~3百万円程度上乗せされてしまうことが予想されていたので、大変助かりました。