外苑前C邸のお客さまから、キッチンも最終候補が絞れてきたので、ジーマティック青山SRに一緒に来て欲しいとのご依頼があり、再度伺って参りました。
キッチンプランと機器類のレイアウトについては、概ね決まっているので、カウンターや扉の仕上げ材とグレードの確認、そしてアクセサリーのことなどを確認したいとのご要望でした。
ショールームでお客さまと一緒に実物を見て気に入って頂いた大理石柄のフィアンドレのタイルの大きなサンプルを取り寄せてくれていたようで、ここまで候補に挙がってきていた素材を全て一緒に見ることができました。
メインのキッチンカウンターはフィアンドレでスッキリ決まりましたが、背面側(ダイニング側)のカウンター材は、シーザーストーンの中から、どの色味を選ぶかで迷われていらっしゃいました。こちらのカウンターは扉を開けると、ダイニング側からも繋がってくるので、その視点からのアドバイスをさせて頂き無事決めることができました。
アクセサリーの引き出しの内部仕切りについては、ジーマティックの僕らの担当の神蔵さんが丁寧に説明してくださいました。
引き出しのサイズによってバリエーションが変わってくるので、どの引き出しに何を収納するかをある程度決めてからでないと、決断してゆくことが難しいのと…、
実際のサンプルを見ないと、何を仕舞うことができるのかが判りにくいので、ショールームのあちこちのキッチンを移動しながらご一緒に見て回らせて頂きました。
こちらは調味料入れの下部引き出しですが、ボトル類に入った調味料をカゴごと持ちあげることができるシステムになっていました。
各扉の背面にはこのようにアクセサリーを吊るための穴が空いているのですが、そこに吊るアクセサリーも一通り選ばせて頂きました。
こちらの写真はジーマティック特有の甲板と扉材の間に挟まってくる凹んだ部分(リセスレールというそうです)の仕上げの確認風景です。
ザっと一通りの内容を決めることができましたが、内容が専門的なものでしたので、担当スタッフの神崎さんにSRに残って貰って、神蔵さんと確認をして貰いました。
纏めた内容をCさまにお送りしたところ、最後にもう一度、リビングダイニングで使う素材も一緒に見比べながら、最終確認をしたいとのご連絡を頂いたので、ジーマティックのショールームを使わせてもらっての打ち合わせを致しました。
写真で下に並んでいるのがキッチン素材で、上に並んでいるものがリビングダイニングで使う予定の素材類です。
似たような色を選んでしまうと、立体的に繋がってくる際に色味の違いが思っていたほど出ないことがあるので、組み立てたサンプルで説明している様子です。最近の僕らのインテリア提案では、素材や色味を結構豊富に使う傾向があるので、その考え方も実例写真などをお見せしながら、理解して頂きました。
キッチンアクセサリー類では、僕らも混乱してしまった部分があったので、こちらも再度、ジーマ担当の神蔵さんにご説明頂きました。
リビング、ダイニング、そしてキッチンの色味が決まった勢い(笑)で、これまで色の候補は出ていましたが、決定にまで至っていなかったソファやダイニングなどの家具ショールームもご一緒に回って、一気に色味を決めてゆきました。
こちらは、ラウンジチェアの Husk(ハスク) 決まっており、ソファを新作のAtoll(アトール)にするかフレックスフォルムの物にするか悩んでいた選んでいたB&Bイタリアです。ハスクにアクセントとなる朱色を選ぶことが決まり、仮にレザーでシックに纏めたアトールにも同系統のアクセントクッションを入れることになりそうです。
こちらモルテーニでは、ダイニングチェアのOutline(アウトライン)がすでに決まっていましたが、ソファー前に置くセンターテーブルを再度確認しに来ました。
最後にダイニングテーブルのFly(フライ)は決まっており、ソファの候補としてSoft_Dream(ソフトドリーム)が挙がっていたフレックスフォルムです。こちらでもレザーとクッションの候補を選んで行きましたが、最終的には座り心地やデザインなどからB&Bのアトールに決定となりました。
これで、何とか最初に組み立てたスケジュール内での家具発注へと進めそうです。
完成後の外苑前C邸の様子もどうぞご覧ください。