デザイン&設計がスタートしている品川N邸ですが、設計を進めながら、同時に家具探しをしております。ソファはこれまでお使いの物を今後も使ってゆきたいとのことでしたが、ダイニングセットについては、既存の物が大きすぎるので、お子さまたちが巣立っていった後はもっとコンパクトで、スタイリッシュで使い勝手が良いものを見つけたいとのことでした。
ダイニングテーブルとダイニングチェアのダイニングセットといっても、テーブルのサイズ、形状、仕上げ、椅子はテーブルとの高さのマッチング、座りやすさ、重さ、張地等、選ぶにもいろいろな判断基準があるため、まずは僕らが良く使っている家具ブランドのショールームをザっと回ることにいたしました。
まず最初に伺ったのは、カッシーナでした。六本木T邸で採用した、ミニマムデザインながらエクステンションするテーブルのNAAN(ナーン)と名作椅子のCAB(キャブ)に座って頂きました。
次は、六本木のミッドタウン内にあるタイム&スタイルです。コストパーフォーマンスが良い椅子で、南青山Y邸で使わせて貰ったPhilip Half Arm Chair(フィリップ)の座り心地を体験して頂きました。
そして、モルテーニでは、エクステンションテーブルの名作、Filigree(フィリグリー)の滑らかな動きを見ながら、Chelsea(チェルシー)を、
アルフレックスでは、Flute(フルーテ)とAffogato(アフォガート)を見て頂きました。
半日で駆け足で4つの家具ブランドショールームを見て頂きましたが、以前キッチンを見るついでに見学した、アクタスが扱っているポリフォルムのテーブルが一番印象に残っているとのことでしたので、日を改めて、新宿アクタスショールームを再訪致しました。
2階の一番目立つ場所に置いてあった、こちらのテーブル、Haward(ハワード)は素敵なのですが、大理石は汚れやシミの扱いが難しいことに加え、重量的に震災等が起こった際のことを考えて、木製天板の物を見たいとのお話でした。
以前訪問した際にはなかった、木製のハワードが窓際のブースに展示されていたので、組み合わせで置かれていた椅子、Grace(グレース)と岸本さんが近くから持ってきてくれた Ventura(ヴェンチューラ)との相性を見させて頂きました。
ポリフォルムは、イタリアのハイブランドらしく、レザーの種類も豊富なので、色味サンプル帖を見ているだけでも楽しくなります。
テーブルの木製甲板の色味と、レザーのテクスチャーとシボ(レザーのシワ模様)のマッチングを試してみました。
窓際のブースだと自然光と電球色の照明が重なって、色味の確認が難しかったので、隣接するポーゲンポールブースのカウンターを使って色味を見て、幾つかのサンプル生地をお願い致しました。
まだ、家具探しは始めたばかりですが、ポリフォルムの物は奥さまが相当気に入って下さっているので、お時間がある土日にご主人さまも一緒に改めて訪問したいとのお話しでした。