六本木T邸では、間仕切りの位置を大幅に移設する予定なので、それに従って、自動火災報知設備(通称:自火報)やスプリンクラーなどのマンション全体の報知設備と関連する機器の移設が発生します。これらはマンション側が指定した業者のみが扱える工事なので、その打合せを行って参りました。
図面のように、既存エアコンの移設や、照明器具のレイアウトや天井裏の設備配管との絡みなどで、複雑に機器の移設を行うことになりました。自火報とスプリンクラーは消防法に関連し、設置届や検査もあるので、きちんとしたルールに則って移設してゆく必要があります。
高級マンションならではの問題ではありますが、最新式のインターホンを兼ねた住宅情報盤の移設も問題になりました。インターネットと接続された盤からは食事のデリバリーやタクシーの呼び出しもできる便利なツールではありますが、その分移設工事にも細心の注意が必要で、こちらの工事もマンション側の指定業者さんにお願いすることになりました。
打合せが終わるころは陽が沈む間際で、富士山と三日月が美しいシルエットを見せてくれました。