希少で高価な大理石を専門で扱う石材会社のアントリーニのミラノ市内ショールームを見学してきました。
ミラノ中心部のドゥオーモ(大聖堂)近くのショールームには、一般の方が並んでいました。フィエラ(展示会場)も後半は登録さえすれば一般の人も見学できるのですが、市内ショールームもサローネ期間中は一般人もウェルカムなので、興味がある人たちが並んでいるようです。
こちらの家族もベビーカーで家族連れでの見学でした。
入って正面の壁とキッチンカウンターは、世界中で大人気、ブラジル産の超希少大理石のパタゴニアのブックマッチ柄(切り口から本のように見開き、左右対称にはる張り方)でした。
一枚の大理石の中に半透明な部分と全く光を通さない部分が混じり、それがカードを散らしたように見えるという本当に不思議な柄の大理石なのです。カウンターではコーナーの部分にも柄が繋がるように加工されていました。
右手奥には、人混みで見えませんが、色々な石材で作った製品や壁展示がされていました。
手前に見えていたのが、こちらのアラバスター(またはオニキス)をくりぬいて作った浴槽です。オニキスは脆くて割れやすい素材なので、実際に水を入れて水浴することは難しいと思いますが、技術の可能性を見せるための展示だと思われます。
手前に見える白いビアンコカラーラの大理石カウンターは、あまりに柄がきれいでセラミックの様に見えてきます(笑)。
窓側には、このようなブックマッチ柄の大理石に、違う色の大理石を象嵌して字を彫り込んだものが展示されていました。
間近で見ても、触ってみてもフラットに仕上がっており、レーザー技術の高さを誇っているかのようでした!
最後の一枚は事務所部分の写真です。壁際に希少大理石のサンプルが並んでいました。日本でアントリーニと共同でショールームを展開している関ヶ原石材では、サンプルが貰えないので、見たくて&欲しくて、ヨダレが出そうでした(笑)。