今週木曜日から講義が始まる「建築知識学校」のリフォームセミナーで一緒に教えることになった、建築家中西ヒロツグさんが設計した住宅の見学会に伺って参りました。
実はお施主様が、いつも僕らがお願いしている工務店青の社長、片岡さんでした。同じ敷地に立っている片岡さんのご両親の実家の設計をしたのが、十数年前に独立したばかりだった中西さんと、共同設計者である相越直子さんだったそうで、その付き合いがここまで続いているそうです。
右がご両親の住宅で、左が今回建ったばかりの住宅です。二つの家の間にある門扉は、「片岡」という漢字をもとにデザインされた素敵なものでした。
中二階にあるリビングからキッチンと最上階の寝室を見たところです。キッチン上部は屋上バルコニーとなっており、そこからの光が優しくリビングに降り注がれていました。
寝室階です。書斎机が階段にもなっており、そのまま屋上テラスに出られる仕組みです。向かって左側にはご両親の家があり、将来は渡り廊下を作って繋げることもできるように計画されているそうです。
明るい階段室です。左下に見えるのが音楽室への入り口で、目線の階が玄関、その上のスキップ階が洗面・浴室、トイレと収納になっています。上下階がこの明るい開放的な階段室を通じて繋がっています。
半地下の音楽室です。奥さまが声楽のプロだとのこと、小さいですが本格的な音楽室になっていました。
右が中西ヒロツグさんで、左が施工者でありクライアントでもある片岡さんです。全体にとても丁寧に設計・施工された名住宅でした。中西さん、片岡さん、素晴らしい住宅の完成おめでとうございます!