新宿のリビングデザインセンターオゾンで昨日から開催された展示「あこがれのキッチン&バス Ato Z」のオープニングにスタッフ一同参加して参りました。
従来のキッチンのように、単なる料理を作る機能に特化した設備と考えず、コミュニケーションのスペースやライフスタイルのシンボルとして捉える新しいクライアント層が増えていることに注目した展示でした。
展示はリアルな物ではありませんでしたが、その分新しい方向性を示唆する、おしゃれでスタイリッシュで、それでいてDIYや趣味の世界が反映された、イキイキとした展示になっていました。写真のタイルカウンターのキッチンの脚がイーゼル状の軽いもので作られたところや、ユーティリティーにスタルクの超高級シンクがさりげなく使われているアイデアなど、とても新鮮に感じました。
展示のコンセプトとプロデュースを手掛けたのは、以前からの知り合いのキッチンジャーナリストの本間美紀さんでした。本間さんの オープニングトークは、立ち見どころか、吹き抜け越しの二階席からの視聴もあって、大人気でした。
ミラノサローネの最新キッチントレンドと、日本のキッチン実例を比較しながらの話はとても興味深く、中でも、カルディーやインテリアショップの陳列方法とキッチンのトレンドがシンクロしている話や、お施主様の食事に対する思い入れが、ユニークにキッチンの形態を生み出そうとしている話など、聞き所満載の話でした。