Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

8年ぶりの神戸M邸見学w/関西Iさま

関西I邸

現在設計プロセスが進行中の関西I邸ですが、Iさまご夫妻と神戸のガスショールームに行く用事があったので、神戸M邸のお客さまにお願いしてIさまご夫妻と一緒に内部を見学させて頂きました。

もともと東京にお住まいで、九州のご実家を訪問する旅路の途中で、京都・大阪・神戸に立ち寄ることが多く、その際に気軽に寝泊まりできる別宅として使っていたので、約8年振りに見学させて頂きましたが、とてもきれいな状態でした。

関西I邸のIさまご夫妻は、打ち合わせを始めた頃は、東京にもいらっしゃる予定でしたが、コロナのこと、そして赤ちゃんが生まれたことなどから、僕らがリフォーム&リノベーションのお手伝いをしたお宅実例を見たことが無かったので、ちょうど良いチャンスだとMさまにお願いしてみた所、快諾して頂きこのような機会を作ることができました。

Mさまご一家は一時海外赴任のお話しがあり、日本にいないときに何かあった時のためにとのことで、こちらのお部屋の鍵を預かっておりました。神戸M邸の担当も、そして関西I邸の担当も副所長の竹田さんだったので、本当に素晴らしいタイミングで見学することができました。リビングに敷かれていたこのホットカーペットは当初なかったものですね。

Iさまご夫妻には幼稚園児のお嬢さまもいらっしゃるので、奥さまはこのピンクのお姫様部屋に興味を持っていらっしゃいました。

当時青山にあったヴィベルに全てをお願いしたお姫様部屋です。今はMさまのお嬢さまも中学生になっているので、ちょっと気恥ずかしいかも知れませんね…。

窓からの景色があまり良くない都心のマンションなので、木製ルーバー扉とスクリーンと間接照明を組み合わせた窓際の作りを、Iさまご夫妻お二人ともとても素敵だと誉めてくださいました。

水回りのお風呂とトイレと洗濯機のアイランドを取り巻くように動線を作った、別宅ならではのユニークな間取りですが、竣工当時から約10年経った今でも新鮮に感じます。

ガラスで間仕切りながら、一体に感じられる奥の洗面カウンターと手前のキッチンカウンターもとてもきれいにメンテナンスして下さっていて嬉しくなります。Mさま、今回の見学のことご快諾下さり、どうもありがとうございました。お陰さまでIさまご夫妻も建築家がデザイン設計するマンションリフォームの違いについて色々と感じることができたとのことでした。
以下は、この見学の前に見たガスショールームとミーレのショールームのお話しです。

大阪ガスの神戸ショールームでは、ガスコンロとガス乾燥機の「乾太くん」を見学させて貰いました。ガスコンロは当初ご推薦したもので正式決定しましたが、乾太くんは8キロタイプと5キロタイプがあり、ここまでは大容量の8キロタイプを選んでおりました。ただ、8キロタイプは乾燥機内部の奥にダストフィルターが付いており、ほぼ毎回フィルターを取り外して清掃するとなると、洗濯機上で高い位置にあり、かつIさまの奥さまは身長があまり高くないことを考えると、物理的に無理なのではとの話になりました…。

最終的には、その後の打ち合わせで乾燥機を洗濯機上に積まず、横に並べて高さを低くすることで、やはり当初の8キロタイプに戻すことが決まりました。

こちらはドイツ製のビルトイン型オーブンや食洗器のミーレショールームです。

たくさん種類のあるビルトインオーブン(全て電気式)では、電子レンジと一体型のコンベックタイプか、オーブン単独か、スチームオーブンの違いを説明して貰い、まずは単独タイプのオーブンで見積りを進めることとなりました。

食洗器も進化しており、最新型では洗うたびに洗剤を投入せず、一括し事前に投入しておいた食器用洗剤をプログラムに応じて調整してくるタイプが出ており、その説明を聞かせて頂きました。実は今、コロナと半導体不足で、ドイツ製食洗器はどのブランドの物もほとんど手に入らなくなってきているという問題があるので、すぐには食洗器は入らないかも知れませんが、どのタイプを選ぶかだけは決めておく必要があるのです…。