二番町I邸の現場から、3.5ミリ厚の薄型タイル張りが始まるとの連絡があり、担当の神崎さんと一緒に張る様子を見てきました。
薄型タイルのメリットは、
- 何よりも軽くて施工が楽なこと、
- 浴室などでは既存タイルの上にタイルを重ね張りしても良いこと(厚手のタイルはタイル上には張れません)、
- また、クロスや塗装の壁とフラットに仕上げる際にも、タイルの厚みが薄いので、壁厚そのものを薄くすることができること
等が挙げられます。
デメリットとしては、
- 種類が極端に少ないので選択肢が少ないこと、
- 薄い割には安くないことなど
でしょうか。
今回は、洗面所の床タイルの上に増し張りしたかったことや、こちらの壁のように下部をタイルとして上部をクロスにして、両者がフラットに仕上がるようにした飼ったことから、共通してアドヴァンのプクシースリムというタイルを採用しております。
タイル職人さんに色々とメリットやデメリットを聞きましたが、寸法精度が高く、かつ軽いので作業が早くなること、マンション現場での資材搬入が何より楽なことは良かったとのことでした。背面には樹脂で補強されていますが、カットした場合に端部が欠けないかがちょっと心配だとは聞きましたが、こちらの現場では問題は無かったようです。
リビングダイニングのタイルは、壁に使っているクロスと色合いがうまくマッチしていました。
本日は、もう一つ重要な工事が入っていました。先回のブログでも書いた通り、窓際にガスレンジが来る仕様なので、油煙が手の届かないキッチン裏のサッシにまで入り込まないように二重サッシを取り付ける工事でした。すでにキッチンキャビネットが入る正面窓の左下部分には壁が作られています。
上下に窓を分割している横桟上には、引き違いのサッシを取り付け、下部には嵌め殺しのサッシを入れる計画となっています。
壁に立てかけられているのが、引き違いの障子(窓の可動部分のことを専門用語では障子と呼びます)部分です。さりげなく背部に見えている壁には、冷蔵庫部分の壁を凹ませる工事が無事完了していました。
上下左右のレールを入れるところまでは、時間が掛かりましたが、最後に障子を取り付けるところは、本当にアッという間でした。
手前の二重サッシが入った状態です。奥の元からあったガラスには視線をカットする乳白フィルムを貼ってあることや、方立の位置を背面と表面で合わせたことで、存在感もそれほど強く感じないで済みそうです。
リビングの柱型の存在感を消すために、柱の3面にミラーやカラーガラスを貼る予定ですが、その見切りも現場に届いていたので、チェックしてきました。