ヴィンテージリノベーションの駒沢X邸ですが、徐々に内装の素材や色サンプルが揃ってきたので、一度現地にすべてを持ってゆき、組み合わせを見てみることになりました。
カーペット類は、先日のコンフォート社から借りた発色性豊かなアメリカ製カーペットで、突板はリッツカールトンをイメージした着色サンプルを現代製作所に作って貰ったものです。既存の玄関に合わせた赤い御影石や、特殊塗装のアイズにお願いしたアンティコスタッコのエラ・ヴェネティアーナ、東レのウルトラスエード等のサンプルです。
とにかく、日本の建材は、発色性があまり豊かでなく、色揃えも乏しいので、それらの中から上質かつ色を選ぶことができる素材を集めてみました。
チヂミ柄が美しいサテンシカモアの着色サンプルと、ブルーグレーのウルトラスエードの組み合わせや、
厚手のベージュ調カーペットとライトグレーのウルトラスエードのサンプルの組み合わせ等、どれを選んでもクラシカルで美しい空間になりそうな取り合わせで、お客さまのXさまも喜んでくださいました。
最終的な色味の決定は、もっと後になりますが、これだけの色サンプルのある素材をまずは概算見積りを取るために各部屋の各部位に当てはめてゆくことになります。
同じ日に、やはりXさまが拘っていらっしゃる水回りの金物類を確認するために、乃木坂のCERAショールームを訪問致しました。
ちょっとクラシカルでエレガントなものを探すと、純国産のTOTOやリクシルだと難しく、更に金物製品の信頼性ということになると、自然と会社が絞られてしまうのです…。
トイレット・ペーパーホルダー(紙巻き器)や、タオルバーなども同じデザインでの取り揃えがあることを確認して頂きました。まずは概算見積りのための資料集めはすることができました。