ドイツ製高級オーダーキッチンのジーマティック社のキッチンキャビネットが組み立てられた外苑前C邸ですが、少し時間差をおいて大理石調の大判セラミックタイルのカウンターが設置されました。
一旦、引き出しなどが引き出されてしまっているので、完成した雰囲気になっていませんが、イタリアのフィアンドレ社のサピエンストーン(厚み12ミリ)がカウンター甲板として設置され、壁には同じシリーズのマキシマルミ(厚み6ミリが)張られています。
実は、一旦カウンター甲板がこちらの指定した柄と違うパターンで設置されてしまったのですが、設置をお願いしていた、イタリア輸入建材の商社アークテック社が間違いに気が付いて、急ぎでカウンターを作り直してくれました。
今回選んだ柄が、白地に灰色の線がクッキリと入るスタトゥアーリオという柄なのですが、ちょうどガスコンロのところにその柄が入ってしまい、これでは見せ場にならないので、ずらした位置に柄が来るように再調整して貰いました。
カウンター甲板は張られた直後には、傷がつかないように養生シートでカバーされてしまいます。
今回は背面カウンターの壁部分にもあまりのフィアンドレタイルを張って貰っています。本物の大理石だと、このサイズでも大仕事になってしまいますが、厚み6ミリのタイルだと、男性2名で軽々と張り付けることが可能なのです。当日は、アークテック社の増田社長が直々に来てくれました。
ぴったりサイズで作られた枠の中に張られると、本物の大理石にしか見えないグレード感の高い仕上がりとなります。ちなみにコンセントやスイッチの穴あけは、事前に工場で開けて貰っていますが、現場でカットすることも可能な優れモノです。
また、ガスコンロや食洗器が入っておりませんが、一通り組み立てられたキッチンの様子です。
ダイニング側からみると、このようになっています。二枚のパネル状の壁の間、カウンター上には引き戸が仕込まれており、また、右手の壁との間にも引き込み扉が入っており、完全に閉じることができる仕組みとなっております。
同じ柄の大理石調大判セラミックタイルの甲板が洗面カウンターにも設置されました。