Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

パドック材の赤が印象的な中央区Y邸の竣工!

中央区Y邸

リフォームコンサルタントとしてお手伝いしてきた中央区月島のヴィンテージマンションリフォームY邸が、検査そしてその後の補修、お施主さまの最終チェックを経て、無事お引渡しとなりました。

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まずは、設計と施工をお願いしたリフォーム会社ライフデザインの山碕さん(営業)、鶴崎さん(設計)、長尾さん(現場)の三人の立会いのもと、カガミ建築計画の竹田さんと私、各務で施主検査を行いました。通常は僕らの検査は設計検査となるのですが、今回は施主側のアドバイザーとして立ち位置でしたので、ちょうど立ち会うことができなかったお施主さまの代理人としての検査となりました。

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洗面所のビルトイン型のドラム式洗濯機と造作家具の取り合いをチェックしている様子です。施主検査では、通常このような細かい所までは検査しないと思いますが、やはり設計者魂に火がついて、ついつい細かい個所までチェックしてしまいました。

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僕らがチェックした項目を、営業の山碕さんが後日纏めてくれたシートです。設計検査の10日後に補修工事が終わったとの連絡を受けて、お施主さまのYさまとこのリストに沿って、補修内容をチェックしてゆきました。

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竣工お引渡し当日は、チェックしながら、各設備業者さんが来るタイミングに合わせて、取扱い説明も行いました。キッチンをお願いしたオーダーキッチン屋のクッチーナの篠崎さんがキッチンの使い方を説明してくれている様子です。

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全ての取り扱い説明と補修箇所のチェックが終わった段階で、ライフデザインが用意した引渡し関係の書類に目を通して頂き、記名捺印をお願いいたしました。

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お引渡しまで無事終わった所で、お施主さまのYさまと一緒の記念写真です。右から篠崎さん、うちの竹田さん、お施主さまのYさま、各務、そしてライフデザインの山碕さんです。一年以上を掛けて、色々な紆余曲折を経ての完成お引渡しでしたので、とても感慨深いものがありました。

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因みにこちらがリフォーム前に関係者で撮った記念撮影です。ガラリと変わっていることがよく判るのではないでしょうか…、

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ここから先は、お引渡し後にお願いして、竣工時の様子を取らせて頂いた写真です。キッチン横から細長い廊下を見返した様子です。入り口横のインターフォンとスイッチを纏めたアクセントボードが可愛らしいです。

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お施主さまがこだわって選んだ、クッチーナのオーダーキッチンです。ただ、価格を抑えるために、レンジフードは別途発注したり、扉材は安価な扉材を選んだうえで、リフォーム会社にダイノックシートを張って貰うなどの工夫をしています。奥の窓先はすぐ川で、建物が建つ可能性がないので、開放的な空間がほぼ未来永劫確保されている贅沢な条件のマンションです。

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今回のリフォームでも、特に僕らが気に入っている玄関ホールのフローリング張りのアクセントウォールです。玄関のタタキ部分のボーダー張りは、東南アジアのホテルを幾つも見て回ってきたお施主さまから見せて頂いたイメージ写真を参考にしたものです。

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ドラム式ビルトイン型の洗濯乾燥機を組み込んだ洗面・脱衣室です。L字型に繋がった人工大理石のカウンターで、広々と感じられます。

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色々なデザインにチャレンジしてみましたが、一番の存在感を見せた主役である、パドックのフローリングです。赤味が特徴で、東南アジアのカリンと同じマメ科に属しており、アフリカで採れるのがパドックと呼ばれる材だそうです。カリンよりも赤味が強くて、かつ色ムラがないと聞いていましたが、適度な色ムラがあって、とても高級な質感になりました。最後になりましたが、打合せから工事、お引渡しまで粘り強く頑張ってくれたライフデザインの皆さん、ありがとうございました。そして僕らのデザインセンス、リフォームに対する知識と想いを買って、リフォームアドバイザーとして活用してくださったYさま、竣工おめでとうございます!そして長い間ありがとうございました。