アートや調度品を沢山お持ちの成城Z邸のお施主さまが、以前から気になっていアンティークのブラケット照明があるとのことで、ご一緒に世田谷区北沢にあるアンティーク家具屋のウエストウッドのお店を訪問して参りました。
井之頭通りに面したお店は、以前からよく前を通っていたのですが、店内に入るのは初めてでした。毎年イギリスに買い付けに行っているとのことで、店内所狭しとダイニングテーブルやチェア、ソファやコンソールが並んでいました。
アンティーク照明器具は天井だけでなく、壁にもぎっしりと並んでいました。ペンダント照明であれば、ひとつでも十分なのでしょうが、ブラケット照明はセットになっていないと使い道が限られてしまうので、集めるのが大変だそうです。
こちらがZさまが以前より気にっていて、予約取り置きをしてくださっていたアールデコ調のブラケット照明です。乳白のガラスは厚みがしっかりとあり、優しい光を透過してくれそうです。ガラスを支える鉄製のブラケットもきれいな状態でしたので、お店に残っていた3つを寝室の壁に並べることに致しました。
玄関正面のホールの天井にも良さそうな照明があればと探していたところで見つかったのが、こちらの2つセットになったペンダント照明です。ガラスの質が先ほどのブラケット照明に似ており、黒い鉄でできた吊り下げの機構部分もきれいでアクセントになりそうだとのことで、こちらを玄関ホールに採用することに決めました。天井から吊り下げ高さの調整が必要そうなので、後日現場でチェックして、場合によってはクサリをカットすることで微調整して貰うこともお願いすることになりました。
こちらが今回お世話になったアンティークショップのウエストウッドさんです。まだ、照明器具以外にも玄関に置くベンチや、来客用トイレに置くコンソールも探す必要がありますので、今後もお世話になるかもしれません。
アンティークショップ訪問前に、一度事務所に寄っていただき、インテリアの色決めの打合せを致しました。
寝室は薄いブルーを基調としたインテリアになさりたいとのことで、ベッドの後ろの壁にウルトラスエードのブルーグレー色の布地を張ることになりました。その色にあった造作家具をとのことで、チークの突板の家具を合わせることにいたします。
ショップ訪問後は、解体工事が始まった成城の現場に伺って、先ほど決めた色の最終判断をして頂きました。
ベッド背面の壁はブルーに決まりましたが、あとはカーペットか壁かカーテン、ベッドのリネンのどこまでをブルーにするかを一緒に考えさせていただきました。
最終的にどうなったかは、仕上がりを楽しみにして頂ければ幸いですが、壁色は隣に設ける書斎と一緒のグレー色に決まったようです…。