お客さまのご都合で、急ピッチで進んでいる高層マンションリフォームの赤坂N邸ですが、メールや電話のやり取りと実質3回目のお打合せで、概算見積りを施工会社お願いするところまで来ました。
通常のカガミ建築計画では、このようなハイスピードでのお仕事はできないのですが、今回は、お客さまのNさまの現在のお住いと会社、そして現場と至近距離にある大学院の先輩の設計事務所、3*D空間創考舎の石川利治さんが全面的に設計を請けて下さっている(カガミ建築計画はデザインアドバイスでのお手伝いです)ので、実現ができました。
概算見積りをお願いすることになったのは、僕らにとっても初めての会社ですが、文京区大塚にあるタキズミさんです。当初は合い見積もりも考えておりましたが、スピードのことを考えると、僕らがお手伝いする前に現地調査やリフォーム提案、そしてその概算見積りも一度して下さっているタキズミさんが良いだろうとのことで、特命でお願いすることになりました。
まずは概算見積りを出して、解体工事を先行して行いたいという目論見があるので、素材も仮決定のままここまで進んできたので、見積り図渡しのこの場で、フローリングやタイル、カラーガラスなどの素材の色味をお客さまのNさまと一緒に選ばせて頂きました。
3*Dの石川さんのお付き合いのあるフローリングメーカーの東京工営、僕らと付き合いのあるタイルブランドのダイナワンの大理石調タイルなど、3*Dとカガミの得意とする部分を寄せ集めた素材サンプルとなっております。
タキズミの見積りご担当の加藤さんと齋藤さん、高橋さんの3人が来て、設備の取り合いや、天井高さのことなど、細かく見て貰いました。
今回タキズミに渡した見積り図は、3*D空間創考舎の石川さんと山崎さんがハイスピードで描き上げてくださいました。
こちらは見積りに必要な部分の展開図です。
まだ、お客さまのNさまのお気持ちが揺れ動いている部分があり、ダイニングの広さとテーブルの関係、こだわりのステレオ機器に加え、スクリーンやプロジェクターも使いたいとのご要望、さらにはソファの置き方のことなどで、プラン自体も完全にはフィックスできていない状態ですが、本日の見積り図渡しと3週間後の概算で、どこを削って、どこを膨らませるのかを考えてゆくことになりそうです。