現在、リフォーム計画進行中の高輪のマンションリフォームI邸で、排水管のファイバースコー プ検査を行いました。
先回の事前解体調査で、スラブ下(下階の天井裏)を通る給水管とガス管の状況が問題がないこと、そして給湯管は以前のリフォーム工事時に架橋ポリ管に刷新されていることが判っていましたが、排水管だけは検査できていませんでした。
写真二種類のファイバースコー プを使い分けての検査でした。左の黒く細い径のものは管径50ミリ以下の配管内部もチェックでき、更に手元のコントローラーで上下左右に首を振ることができる優れものです。ただ、全長が3mしかないので、長い距離分をチェックすることができません。右側の金属製のものが通常の物です。大きくリールにまかれているので、全長が幾らあるのかは判りませんが、管径75以上の管であれば、相当の長さをチェックできます。ただ、首振りができないので、何度も管が曲がっている場合には先まで届かない可能性があります。
今回は、二種類のヘッドを使い分けて、4カ所の排水管全てを調査することができました。調査最中から、写真のモニターでカラーの映像をチェックすることができるので、工務店の担当者と水道屋さんにも立ち会ってもらい、一緒にチェックすることができました。
結果としては、管がVP管(塩化ビニール管)であることと、定期的に高圧洗浄を行っているからか、築年数が37年も経っているのに、とてもきれいな状態で、下階にお住いの方にお願いして天井を開けての工事を依頼する必要がないことが判り、一安心でした。今回の検査で25万円程掛かりましたが、安心を買うことができたので、とても良かったとお施主様も喜んでくださいました。