リフォーム工事進行中の南青山Y邸プロジェクトでは、家具選びもより具体的になってきました。
リフォームデザインを纏める際にヒアリングした内容に沿って、まずはこちらである程度の家具を仮に選んでみて、それをプレゼンシートに纏めたものを見てもらいながら、イメージを固めて行くことが第一段階です。
その後は、お施主様が気に入ってくださった家具のショールームを中心に3か所ほどを回ってゆきます。この写真は、恵比寿のアルフレックスで、モルテーニの収納家具の色味やテクスチャーを確認している様子です。
イメージだけでなく、実際の使い勝手や他の家具とのマッチング、コストパーフォーマンスまで考えながら、各ショールームを回りながら、家具を具体的に詰めて行きます。こちらは、エ・インテリアーズのショールームでテレビキャビネットを検討している様子です。
当初は、こちらのテレビキャビネットが気に入ってくださっていたのですが、小さなお子様がいらっしゃるので、子どもがイタズラをする可能性があることなどから、キャビネットは諦めることとになりましたが、地階の床に敷かれていた、このアンティークラグが皆気に入ったので、採用することにいたしました。エクステンション式のダイニングテーブルも、こちらの製品にほぼ決まりそうです。
ソファーやダイニングテーブルが費用が掛かるのは理解しやすいですが、ダイニングチェアーも個数が多いと費用が嵩む大きな要因となります。また、イタリア製のダイニング椅子は、シートハイトが43~45と高く、靴を履かない生活の日本では使いにくいことが多いので、タイム&スタイルのダイニングチェアを採用することになりました。ダイニングでは椅子の高さとテーブルの高さの相性もあるので、上記で決めたイタリア製ダイニング机は、特注で脚をカットしてもらい、高さを調整することといたしました。
よく僕らが使っている家具屋5社のカタログから選んでも、唯一決めることができなかったのが、リビングのソファー前に置く、ローテーブルです。スタイリッシュでありながら、2歳のお子様が遊んだり、お絵描きを楽しむ際にも使えるものをとのことで、最終的には僕らがデザインして特注することとなりました。早速、こちらで描いたスケッチを基に、よくこのような家具作りでお願いしている特注家具のYPOにお願いして、製作図と概算を作ってもらい、打ち合わせを進めています。