Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

仕上げ材&アクセント素材選び

渋谷区Q邸

コロナのこともあって、ゆっくりと、しかしながら確実に前へと進んでいる渋谷区Q邸のお客さまとの打合せの様子です。

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

リノベーションの間取りはほぼ決まってきましたが、水回りの水栓やミラーなどの仕様は奥さまとご主人さまの好みが微妙にズレているので、色々なご提案をしながら徐々に選択を進めています。

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

ご夫妻のお知り合いの軽井沢の別荘で使っていたフローリング材を、色味や幅、テクスチャーなどを微妙に調整したサンプルを望造(ボウゾウ)さんに作って貰ってきました。時々差し替えながらも、ご自宅の床にずっとサンプルを並べて、色々なタイミングでチェックしながらご夫妻で感想を述べあってくださっているそうです。

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

今のリビング床には、ご主人さまが随分前に気にってご購入なさったラグが敷かれていますが、新しいフローリングとは相性が良くなさそうなので、良く弊社でご推薦しているスプリングヴァレー社がインドから仕入れているジャイプールのラグサンプルをお見せしました。
アクセントとしては、赤が素敵だが、今回のテーマカラーはブルーになりそうなので、暫定的にはブルーのラグを2枚並べる方針で検討なさりたいとことでした。

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

もう一つ重要なアクセント要素がキッチンのカウンター素材です。当初は、ドイツ産の石材のセントクルーデでほぼ決まっていたのですが、サンプルだけでなく実物を確認したいとのことで、日本橋にある店舗のカウンター素材を見に行って頂いたところ、思っていたものと随分違ったとのことで、見直しとなっております。
フローリング材の上に置いてあるのは、エンペラドールダークの磨き仕上げとアンティーク仕上げです。

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

これまでにも色々な素材を候補として挙げてきましたが、昔からお好みだったエンペラドールダークのアンティーク仕上げは有力なアクセント候補になりそうです!

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

こちらはフローリングに合わせて選んだキッチンの床タイルの候補と、扉の塗装サンプルの相性を確認しているところです。
一般的にお客さまに好みの素材を選んで頂くと、すべてに似たような色味、テクスチャーになってしまいがちです…。

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

そのままでインテリア計画を進めると、ボヤッとした印象の空間になってしまうので、うまくアクセント要素を入れることで、引き締めると共に、お好きな素材を活かすことが重要だと考えています。

ガラスパーテーション_ライキのガラス選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

ご主人さまの書斎の室内収納扉は、先日コンフォートのショールームで見たライキになさりたいとのこと、具体的な見積りを取るためにサンプルボックスを借りてきました。

ガラスパーテーション_ライキのガラス選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

こちらのふたつのアルミフレーム色と金属メッシュ入りのガラスで見積りを取ることに決まりました。

素材選び@高級マンションリノベーション渋谷区Q邸

最後に、以前からお手持ちのロルフベンツのソファですが、レザーの張地を張り替えるべきか、ソファ同士の間にテーブルを挟むべきかの相談を受けておりましたが、間にテーブルを挟むとどんな使い勝手になるのかを想像するために、お客さまご自身でソファの隙間を開けて、テーブルを差し込んだ状態で試し使いをして下さっています。
コロナのことがあって、工事状況の先行きが見えない中でも、集中力が途切れず熱心にリノベーションとインテリアのことを僕らにご相談下さり、頭が下がることばかりです…。