高級高層マンションリフォームの渋谷R邸ですが、解体工事が進んでいる間も、内装材とインテリアの打ち合わせが進んでいます。
先回の打ち合わせで、大カルタ大会(?)で色味と素材の組み合わせ方法の大指針をきました。ただ、以前から集めていた素材でイメージを固めたものの、過去には在庫があった素材でも、今は無くなってしまっていたり、色味や模様が変わってしまっているものもあったり、作ってくれる家具屋等によっては多少色やツヤのニュアンスが変わってしまうので、今回のプロジェクトのために集めたサンプルで実際に使うものを選んで行く作業があるのです。
リビングダイニングの窓の真ん中に見えてくる柱型にはる石などは、その時に在庫がある石材から選ばないと意味が無いのです。
大理石を張ったイメージをお客さまに判断して頂きやすくするために、担当スタッフの前田君が作ってくれたパースです。
今の時点で石材屋にあるものを、一旦施工をお願いしているプレステージプラングに在庫を抑えて貰ったうえで、ほぼ同じ様相の石材サンプルを持って来てもらい、見て頂きました。が、残念ながらこれぞという気に入ったものは見つかりませんでした…。お客さまもこれではイメージが湧かないとのことで、日程を決めて岐阜関ケ原市の石材倉庫に実物を見に行って頂くことなりました。
キッチンについては、オーダーキッチンのアルノからの図面も上がってきたので、大判セラミック材のネオリスの割り付けを確認して頂きました。
3200ミリ × 1500ミリで厚み6ミリの大判スラブ材を4枚使った超大型キッチンカウンターですが、今回採用するライラという柄は3種類の柄があるとのことで、それらをどのような向きで合わせ、どのように継いでいくか、また余った部分をどこに使うかを前田君が考えてくれたレイアウト案です。
と言っても、それがどう組み上がるの分かりにくいので、ご説明用に作った簡易模型がこちらです。この模型では柄の繋がりは全く分かりませんが、ここまで緻密に検討したことに対して、お客さまも喜んで下さいました。
却って、打ち合わせに同席して貰ったアルノの鵜飼社長の方が取り合いが判っていなかったので、Rさまの前で説明させて貰いました。
次は造作家具の仕様決めです。先回の打ち合わせで方針は決まっていたリビングのテレビを設置する収納と一体化した壁面デザインの塗装サンプルです。こちらを造作家具をお願いしてるグラフチャーの大内さんに渡して、グラフチャー側でこれらに似せたサンプルを作って貰います。
来客用トイレの手洗いカウンターは、扉材として色々な塗装サンプルも持っていきましたが、このアイカのメラミン色が良さそうとのことで、箱の内部はメラミンとすることが決まりました。甲板はやはりアイカのフィオレストーンから選びこととなりました。扉は塗装にするかメラミンにするか見積りを比較していきます。
まだ決まっていない大物(?)としては、クロスです。リビングダイニング、そして玄関から廊下、ウォークインクローゼットのイメージを大きく左右する要素ですが、本日ここまでで時間切れとなったので、次回の打ち合わせで決めることとなりました。あと1回の打ち合わせで全部を決めることができそうです。Rさまには色々なご判断を2時間ほどの打ち合わせの時間内でして頂きましたが、どうもありがとうございました。