昨日から解体工事が始まった六本木T邸の現場は解体工事真っ盛りです。まだ、工事開始からたったの二日間ですが、設備の切り離しと間仕切り壁の解体はほぼ終わってきました。
壁がなくなってきたことで、以前は暗かった奥の玄関近くまで光が差し込み、開放的で伸びやかな空間になってきました。ホコリっぽくて、ゴミゴミした現場に見えますが、良く床の廃材を見て貰えると、きちんと材料ごとに整理され、大きさを揃えて纏まっている状態が判ると思います。
昔は、全て産業廃棄物で処理していましたが、今は産廃の処理費が高くなったため、このように分別して、違うトラックでそれぞれに最適の処理場へと運ぶようになったのです。また、六本木ヒルズレジデンスのような高級マンションになると、マンション内での廃材運搬規定も厳しいため、サイズを細かくして小分けにしながら搬出する必要があるのです。
解体工事の傍らには、現場常駐の監督のTさんの机があり、そこで家具の打合せも行いました。
建築と造作家具の細かい取り合いを考えながら、家具屋さんが書いてくれた製作図を見ながら、デザイン的な希望や収納の機能的なサイズの確認を行いました。あと二度ほど打合せをすることになりそうです。