Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

六本木T邸リフォームは工事続行中です

六本木T邸

みなさま大地震の影響は如何だったでしょうか?事務所は、書類や資料や古い模型が棚から崩れ落ちて床に散乱し、地震当日は早めに帰宅いたしました。幸いに被害は小さく、月曜午前中の2時間ほどの作業で片付けることができました。
現在工事中の六本木T邸の現場は、エレベーターがストップしたほかは、大きな問題もなく、今もほぼスケジュール通りに動いています。

二重床張り

先週は防音仕様の二重床下地が張られました。既存で使われていたUFG(旧ブリッジストン)社のSVシリーズを採用しています。

開口部以外は際根太を使わない独特のシステムで、三種類のクッションゴムが使われています。

フローリング張り

二重床に続き、TESのガス式床暖房が設置され、昨日からフローリングが張られ始めています。今回採用したフローリングはスカンジナビアンのオーク三層・ワイドプランクフローリングです。表層のナラ単板が厚み4ミリ、幅189ミリで、無節をナチュラルオイルでクリアに仕上げた最高級品です。

床埋め込み照明

壁際のフローリングには、FLOS社の床埋め込み式のLED照明を埋め込む予定なので、その納まりを実験で作って貰った様子です。
今後は震災の影響で、ボードやガラスといった材料の手配ができるか、そしてガソリン不足になった際に職人が集まってくれるかによって、工程に変化が出てくる可能性ありますが、まずは現場と連絡を緊密に取り合って、工事をサポートしてゆく予定です。

最後になりますが、今回の震災にて、被災された地域の皆様、関係者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。