新宿のリビングデザインセンター・オゾンがプロの建築家向けに開催している勉強会「建築家サロン」に参加してきました。建築家プロデュースのシステムで約300人の設計者が登録しているオゾンが、建築家同士の横の繋がりを作りながら、テーマを絞った勉強会を開催しているのが、この建築家サロンだそうで、既に開催も9回目だそうです。
参加したのは、今回が初めてでしたが、今回のテーマは「建築デザインを支える金物たち」とのことで、以前より興味がありましたので、参加して参りました。ドイツの家具金物メーカーのハーフェレと日本製ではナンバーワンの実績をもつ金物メーカーのムラコシ精工、そして日本を代表する錠前メーカーの堀金物がスピーカーとして参加してくれていました。
最近の金物事情や、金物を”研究開発”してゆく上での問題点、更にこでまでの建築家からのクレームなど、
色々なトピックを提供して貰い、それに対して参加した建築家約15名がディスカッションするという形式で進みました。特に堀金物さんの強烈な話(監獄や宮殿の鍵の考え方など)や防犯性と機密性を兼ね備えた玄関引き戸金物の開発では、大いに盛り上がりました。
その後は、オゾンが用意してくれた食べ物や飲み物を頂きながら、建築家同士、或いはゲストの方々と親睦を深め、最後には建物内のハーフェレとムラコシのショールームを見学して参りました。千円の参加費で、この内容は、とてもお得な企画でした。是非次回も参加してみたいと思っています。