この週末に静岡県東部に出掛けた帰り際に、御殿場にある「とらや工房」(設計:内藤廣さん)を見学して参りました。この建物は、「和菓子づくりの原点に帰ろう」という実験的な工房らしく、和菓子を作るミニ工場、その製作プロセスを見学する事ができる回廊、そしてその場で和菓子を楽しめる喫茶空間をと考えて作られた建物だそうです。御殿場は、富士の伏流水があり、水がきれいで以前からとらやの工場も御殿場にあったそうです。
ガルバリウム鋼板が美しくカーブを描く建物で、明るく開放的な回廊を、片目にミニ工場を眺めながら進むと、天井の高い木貼りの気持ちよい喫茶空間にでて、その手前で購入した和菓子等を頂けるという流れになっています。
この施設のもう一つの特徴は、一般的な広告は一切せず、クチコミ、またはブログなど人づてのみで、人を呼んでいるとの事だそうです。まだ昨年にオープンしてからの日も浅く、人もまばらで、静かでとても気持ちよい雰囲気です。直ぐ近くにある、御殿場のアウトレットショップの喧騒がウソのようです。
当日は、甘い物があまり得意ではないので、ランチセットを頼み、食後にあんみつをひと口頂いてきました。人に自慢しながら教えたくもあり、内緒にしておきたい場所でもあり…複雑な気持ちです。
という事で、結局このブログで、紹介させて頂きましたが、詳しくは、どうぞご自分で調べてみてください。