大学からの親友、尾沢俊一、敦子夫妻が主宰するオザワデザインが設計した、彼らの自宅のオープンハウスに伺って参りました。
横浜ランドマークタワーを見下ろす、急勾配の崖地の敷地に、二つの箱が重なったような構成の住宅が立っていました(写真はオザワデザインより借用)。コンクリートの箱でしっかりとベースを固め、その上部に鉄骨造のスマートな空間が乗っている構成でした。
外建築家の自宅というと、変に懲りすぎたり、実験的(野心的?)なディテールばかりで、これでもか!という住宅になっていることが多いのですが、外部の明快な構成がそのまま内部へとうつされた、とても素直な住宅となっていました。下部の箱が、天井高のある彼らの設計事務所空間で、上部の切り口鮮やかな明るい箱が自宅でした。
このオープンハウスには大学の同級生や、設計の仲間、共通の知り合いなどが招かれており、尾沢邸を肴に建築談義に花が咲きました。次回はゆっくり伺って、仕事をしながらの自宅設計の苦労や、彼らのこだわり、ディテールの工夫など、じっくり話を聞きたいと思っています。
改めて、尾沢夫妻、ご自宅の完成おめでとうございます!