モダンなガラス製シャンデリアブランドのバロビエール&トーゾの市内ショールームを見学してきました。
B&Bイタリアや、アルクリネアがある通りの並びにひっそりと佇むショールームでした。地味な佇まいですが、ブランドは1295年から約800年の伝統がある会社とのことです!
展示は路面のグランドフロアと1階(イタリアでは地上階がグランドフロアで、日本の2階が1階となります)での展開で、グランドフロアは高い天井から幾つかのシャンデリア器具が吊られています。
モダンデザインのシャンデリアは、細かい部品がほとんどなく、ガラスの膨らませ方や曲げ加工、またガラスの色味や、ガラス素材の美しさを表現していることが特徴なのだろうと考えさせられました。
こちらもかなり華やかに見えますが、中央に吊り下がっている見える部分も一体化されていることが分かりました。
上階は打ち合わせ室や執務室の中に照明器具が吊るされており、それを見て回る形式となっていました。
以前、弊社プロジェクトの白金N邸のダイニングに採用したシャンデリアと似ていますが、ガラスの張り出し方は新しい物の方が大きく張り出しており、星型の部品も華麗になっていますね。
こういった器具となると、シャンデリアというよりペンダント照明なのでしょうが、内部に使われているガラスのきれいなカーブはベネチア近郊のムラノガラスの系譜を継ぐ会社であることを意識させられます。
ちょっと和風に見えますが、壁付けのブラケット型照明も展開しているようです。
裏側をのぞき込むと、このような仕組みになっていました。